ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

風景写真/秋

亀山湖 朝靄と光芒

~蔵出し写真⑭~ 光の息づき 湖はそっと息をひそめ、朝靄が水面を抱くように漂う橙の光芒は、時が動きはじめる前の柔らかな鼓動のよう 小さなボートの影さえ風景に静かに溶けてゆく天から差し込む光の束は、朝靄を裂き、水を染めまだ誰も知らない色で朝を描…

ヒツジグサ

水面に浮かぶ葉たちは、静かに距離を保ちながら揺れていた。瑞々しい緑の横で、ひときわ目を引くのは、季節の名残を帯び、茶色く色褪せはじめた一枚の葉。その沈んだ色合いは、どこか静かな誇りのようでもあり、「終わりに向かう時間にも、まだ美しさはある…

南紀荒船 秋の曙光

~蔵出し写真⑪~ 秋の海は、静かに息をしている夜の名残をそっと溶かすように、柔らかな朝日が水平線から昇りはじめ海面には金のひかりが静かに広がっていく 潮風に揺れるススキの穂は、まるで光を迎えるための小さな旗のようにささやかな音を立てながら朝の…

雨あがり、茜富士の刻

~蔵出し写真⑦~ 雨上がりの峠しっとりと濡れた空気の中に、世界が新しく息づきはじめていた 澄みきった空の青は、まるで心の奥まで洗い流すよう眼下には、靄に包まれた湖と山々が、静かに夢の続きを見ている その上を流れる雲が、夕陽に溶けてゆくそして遠…

残り紅葉と霧氷

~蔵出し写真⑥~ 11月中旬の美ヶ原高原。残り紅葉に霧氷がそっと触れる。秋の名残と冬の気配が静かに交わるこの時期ならではの光景。朝の光が差し始めると、紅と白がやわらかく溶け合っていく。澄み切った空気と静けさの中で、短い季節のはざまに見られる奇…

紅葉と渓流の調べ

~蔵出し写真⑤~ 紅葉と渓流の調べ・・・それは、自然の静と動、温と冷が交わる美しい情景 渓流のせせらぎに、秋が映る赤や金に染まった葉が、水面をゆらりと渡っていく風が静かに吹き抜け、季節が語りかける紅葉と流れが奏でる、ひとときの調和 山の息づか…

秋雨のあとの棚田

~蔵出し写真③~ 新潟県十日町市松之山・松代地域に点在する棚田は、越後松代棚田群として「にほんの里100選」に選ばれており、中でも代表的な「星峠の棚田」「蒲生の棚田」「儀明の棚田」には2013年から何度となく訪れ、夕日に染まる桜が田んぼの水鏡に映る…

ヒガンバナとチョウ

ヒガンバナとチョウの写真を過去撮影のものばかりだが集めてみた。 ヒガンバナは、秋分の日(2025年は9月23日)を中心とした秋の彼岸の頃に咲くことから名づけられた花である。別名「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」は、サンスクリット語で「天界に咲く花」で…

黄道光クロス

黄道光クロスは、黄道光と天の川が夜空で交差し、まるで「巨大なX字型」に見える幻想的な天文現象です

11月の夏日/熊との遭遇、ナツアカネの産卵

11月なのに暑い。4日は、日本ホタルの会の会議で、久しぶりに対面で行い中野まで行ってきたが、東京都心では最高気温26.3℃を観測し14年ぶりに25度以上の夏日となった。気象庁によれば、年間の夏日の日数が4日で141日目となり、1875年の観測開始以降最多だと…

夏から初秋へ

ブログの更新が一か月空いてしまった。写真は8月下旬以来まったく撮っていない。チョウやトンボ、自然風景も被写体となるものは多くあったが、その多くは、撮影しても過去に写したものと同じような写真になってしまう。新たな目標もあったが、週末の天気に…

枝折峠の滝雲

枝折峠の滝雲は、「一生に一度は見たい絶景!雲の大瀑布」と言われている。それならば、一度は見て撮っておきたいものである。ちなみに「枝折峠の滝雲」は、新潟県魚沼市にある標高1,065mの枝折峠(しおりとうげ)から眺めることができ、奥只見湖や銀山平で…

大山千枚田(初秋)

大山千枚田は、千葉県鴨川市にある棚田で農林水産省選定の「日本の棚田百選」に選ばれている。375枚の水田が階段状に並んだ光景は、将に日本の原風景であり、千葉県指定文化財にもなっている。特定非営利活動法人大山千枚田保存会が管理し景観の保全を行って…

時坂峠

時坂峠(とっさかとうげ)は、東京都檜原村にある。甲州への道は、今は甲州街道と呼ばれ小仏峠を通っているが、江戸時代では小仏峠ではなく檜原村の浅間尾根を通る甲州道中が主な路であった。時坂峠は、その浅間尾根へ続く路として檜原の人々に利用されてい…

晩秋の美人林

晩秋の美人林を訪ねて新潟県十日町市へ。 南か、北か・・・和歌山にサツマシジミを撮りに今期3度目の挑戦をするか、あるいは新潟に風景写真を撮りに行くか?今回も悩んだが、一か八かの大遠征は諦め、新潟の十日町市にある「星峠」で星景を撮ることにした。…

心の色

秋は紅葉の季節。野山は、春とは違った色彩で溢れるが、週末ごとに天気が悪く、予定していた場所に思う光景を撮りに行くことができていない。そこで、過去に撮影した写真からマクロレンズで撮った「秋の野花」を5点選んで掲載してみた。 紅葉の風景とは違っ…

柿の木

秋の里山風景・・・鮮やかに色づいた紅葉も良いが、たわわに実をまとった大きな柿の木も印象的である。柿は、一説では氷河期の終わり頃に中国大陸から日本に渡ってきたと言われており、果物の中では唯一日本固有の種である。学名は Diospyros kaki Thunberg …

秋のスナップ写真集

私は、昆虫の生態写真や自然風景を撮っているが、写真には様々なジャンルがあり、それぞれの撮影にそれぞれの楽しみ方がある。スナップ写真もその一つであろう。 スナップ写真は、下準備その他特にせず、日常のできごとあるいは出会った光景を一瞬の下に撮影…

秋は「夕暮れ」

今年もあと二ヶ月。12月は癌の手術で入院するため、ほとんど遠征ができないので、今月が事実上の締め。昆虫撮影は天候と気分次第で「サツマシジミ」を予定。自然風景写真は、奥日光の小田代ヶ原の霧氷、美ヶ原の霧氷、新潟の星峠及び蒲生の棚田を予定してい…

棚田の秋

「棚田」は、山間部などの傾斜地に階段状に作られた水田のこと。先人達が果てしない労の末に築いた農村文化の結晶であり、新潟県十日町市の松代・松之山地区には「にほんの里100選」や「日本の棚田百選」に選ばれている棚田が多数点在する。この地域では、秋…

巾着田の曼珠沙華

埼玉県日高市内を流れる高麗川の蛇行により長い年月をかけてつくられ、その形が巾着に似ているので巾着田(きんちゃくだ)と呼ばれるようになったという。 地元では川原田と呼ばれている。8世紀にこの付近に移り住んだ高句麗からの渡来人が、この地を開墾し…

初秋の里山

朝から初秋の里山をぶらぶらと歩いてきた。紅葉はまだまだで、ちょっと彩りが物足りないが、空気はとてもすがすがしい。 数年前までは放置されて荒れた里山だったが、NPOの活動で稲作が復活した。農薬を使っていないから、イナゴが大量だ。それでも立派なコ…