風景写真/春
梅は、中国原産のバラ科サクラ属の落葉小高木で、日本には奈良時代に伝わったとされている。春の訪れを告げる梅の花は、その可憐な姿と芳しい香りで人々を魅了し、古くから愛されてきた。鎌倉時代の花見は梅が主流であり、冬の寒さに耐えて早春に咲くことか…
若葉は、春に芽吹いてまだ間もないころの柔らかい葉を指す。新緑も好きだが、このまだ若い木々の色が好きで、いつもカメラを向けてしまう。百花繚乱の賑わいがひと段落した雑木林は、若葉色で蔽われる。と言っても、一色ではない。そこには木々1本1本の限…
ムカシトンボ探索 東京都内にもムカシトンボが生息しており、羽化の季節となった。ところが、地域によっては激減している。その大きな理由が大雨である。2019年10月12日。過去最強クラスの台風19号が大型で強い勢力を保ったまま伊豆半島に上陸し、中でも静岡…
桜、散る・・・"桜は散り際が最も美しい"と言われているが、果たして、そうだろうか? 東京の桜は、平年より5日遅い3月29日に咲き始め、4月4日に満開となり、都心では既に「桜、散る」ところがほとんどである。 "桜散る"この文言を聞くと思い出すのは、高校…
早春の里山散策の映像をYouTubeに公開した。 「ホタルは里山環境の結晶である」これは、私の師である昆虫学者 故 矢島稔先生の言葉であるが、ホタルの研究を続けている私にとって「里山」は重要なフィールドの1つである。では、里山とはどんなところを言う…
今年は季節が駆け足で進んでいく。歳のせいか、その進みはより一層速く感じるが、桜の開花や昆虫たちの活動状況をみると、やはり異常なまでの速さである。知人のいる高知県では ヒメボタルが各地で乱舞し、今日届いた知らせでは、来月3日に予定している「日…
春近し されど我が身は家の中 書いては丸めて投げるの繰り返し 私の春は遠々しい 啓蟄を迎え、今週は最高気温が20℃になる日もあるとかで、春の近さを感じる今日この頃であるが、2月6日以来まったく写真撮影には出掛けていない。どこへでも出掛けて行けば、様…
関東地方は土曜から初夏のような陽気が続いているが、日曜日は25℃を越えて、多摩地域では<ムカシトンボの羽化<始まったようだ。 前夜から、信州へ夏の天の川撮影とも思っていたのだが、石垣島遠征の後は月曜から出勤。6連勤ではさすがに疲れがたまり、日曜…
この冬は、結局のところ一度も雪道を走行しておらず、霧氷との出会いも叶わなかった。昨今では、最高気温が20℃を越える日も出てきて、桜の開花も間近なようだ。出掛ければ被写体は様々あるが、この週末も出かける予定はない。毎日元気に過ごしてはいるものの…
残雪と新緑の美人林 風薫る5月。今では決り文句になっているが、もとは花の香りを運んでくる春の風を指し、後に青葉若葉を吹きわたる風の意味へ変化したと言われている。新緑の中を歩けば気分も良い。実は科学的に見ると、この風には癒し効果がある。「フィ…
冬の寒さから解放され、色とりどりの花が咲きほころび、木々も芽吹く春。すべてが明るく輝き、将に春風駘蕩たる穏やかな日々もあれば、春愁と言って、心細くなったり気持ちが沈んだりもする。冬から春にかけて急激な気温の変化があったり、卒業・入学、異動…
先日、友人を新型コロナウイルスで亡くしたため、あえて厳しい言い方をしたい。新型コロナウイルスの感染拡大の最大の原因は、国と外出自粛を無視する人々! 今日も出かけた人が大勢いる。ウィルスを感染させるのも、拡散させるのも「人」である。5/6までの…
「山笑ふ」は春の季語で、春の日ざしや麗らかな陽気、芽吹いた若葉、全体にのどかで明るい感じがする春の山の様子を擬人化して表現したもの。 由来は、中国北宋時代の画家「郭煕」が自身の書物「臥遊録」の中に記した「春山淡冶にして笑うが如く」という言葉…
今朝起きたら素晴らしい青空!春の陽は暖かく、気持ちが緩む。コロナ騒ぎがなければ絶対に出かけている。3密どころか誰にも会わない野山に! しかし、その外出に「うつされない」という保証は、医学的にも科学的にもない。従って今日も我慢。行きたいのに我…
今回は、タイトルに合う3枚を載せた。柔らかな新芽が一斉に芽吹き出す季節は、「木の芽時(このめどき)」とも呼ばれ生命感溢れる木々の緑が美しい時期だが、 精神的に一番バランスを崩しやすい時期と注意が込められた言葉でもある。 春は、様々な変化が一…
ミツマタは、ジンチョウゲ科のミツマタ属に属する落葉性の低木。中国中南部・ヒマラヤ地方が原産地とされ、3月から4月頃頃にかけて、三つ叉(また)に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせる。ミツマタは枝が必ず3つに分かれるのがその名の由来である。 ミツマ…
枯れ木に花を咲かせましょう。 「枯れ木に花」とは、衰えたものが再び栄えることの例えであり、不可能であることが実現することの例え。日本の民話の一つに登場する「花咲かじいさん」は、 枯木であっても必ず花が咲くということを信じていた。どんな状況で…
カツラ(Cercidiphyllum japonicum)は、北海道から九州まで日本全国の山地に見られるカツラ科カツラ属の樹高30m以上にもなる落葉高木である。左右対称の端整な樹形や初夏の新緑、秋の黄葉が美しい。落葉にはキャラメルにいた甘い香りがあり、日本の銘木とし…
春本番の昨今、昆虫も活動を始め桜前線も北上中で、この週末は天候条件から時節柄「撮ってみたい」と思った被写体や光景はあったが、 昆虫写真では「今年も会えました。」的な同じようなカットの写真は撮りたくない。自然風景写真においては、大勢の方と同じ…
大山千枚田は、千葉県鴨川市大山にある棚田。日本で唯一ともいわれる、雨水のみで耕作を行う珍しい天水田であり、375枚の形や広さが様々な水田が、3.2ヘクタールの傾斜地に、自然の地形を利用しつつ等高線に沿って階段状に並んでいる。1999年に農林水産省の…
木下沢梅林は、東京都八王子市裏高尾にある「高尾梅郷」の1つ。高尾梅郷は、旧甲州街道と小仏川に沿う4.5キロメートル区間に遊歩道梅林・関所梅林・天神梅林・荒井梅林・湯の花梅林・木下沢梅林・小仏梅林があり、合計約1万本の色とりどりの梅が咲くが、中…
越後の春の風景を3点掲載した。いずれも2015年に撮影したものである。 この春も新潟方面に遠征を計画し、未だ撮影していない「儀明の棚田と桜」を収めようと思っていたが、天候や他の被写体との関係で、残念ながらキャンセルとなってしまったので、過去の撮…
早春の高尾の風景と言えば、梅の花を挙げることができる。旧甲州街道沿いに約10,000本の梅が開花する高尾梅郷。いくつもある梅林の中でも、山の斜面に咲き誇る約1,400本もの紅梅・白梅を眺めることができる木下沢梅林が有名である。雨後の早朝には朝霧が発生…
里山の白梅。早春の朝、里山の田んぼから湧いてきた湯気の向こうで咲き誇る。管理された梅林と違って色彩が乏しく華やかさもない。剪定もあまりされていない。しかしながら、質素の中にも美しさと力強さを感じる。 本日で、東日本大震災から6年が経つ。数日…
菜の花畑が一面に広がる様は、まさに代表的な春の風物詩である。そんな春の風景を求めて、2月21日の「九十九谷」を撮影して以来、一か月ぶりの小遠征に出かけた。 菜の花と言えば、千葉県南房総である。午前3時に自宅を出発し、アクアラインを経由して、ま…
春の到来を告げる梅の花が、見頃を迎えている。梅は、古くから日本人に愛されてきた。奈良時代より前は、「花」といえば桜ではなく梅のことであったという。花言葉は、「高潔」「忠実」「忍耐」」「気品」「厳しい美しさ」「あでやかさ」。早春の冷たい空気…
東京の里山を歩いてきた。 今日は初夏を思わせる陽気で、すでにアゲハチョウやクロアゲハが飛んでいる。 水田では田お越しが始まり、水面には雑木林の新緑が映っている。 谷戸にはウグイスの声がこだまし、すがすがしい空気が流れる。 日頃の雑踏を忘れさせ…