ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒヌマイトトンボ

ヒヌマイトトンボ Mortonagrion hirosei (Asahina, 1972) は、イトトンボ科モートンイトトンボ属で、1971年に茨城県の涸沼などで発見されたことからこの和名が付けられた。体長3cmほどの小さなイトトンボで、汽水域に棲むトンボとしては唯一のものであるとさ…

トラフシジミ(夏型開翅)

トラフシジミ Rapala arata(Bremer, 1861)は、シジミチョウ科トラフシジミ属で、翅の裏面に虎斑状の斑紋があることからこの和名が付いている。北海道、本州、四国、九州に広く分布し、平地~山地の樹林、雑木林の明るい林縁や渓谷などに生息する。成虫は、…

日本ホタルの会 ホタル観察会

日本ホタルの会 ホタル観察会が、さる6月26日に行われ、今回初となる「ホタルの写真撮影講習」も行った。オリエンテーションに始まり、夕食会、そしてゲンジボタルの観察と写真撮影。自生しているホタルも多く飛び、とても良い経験になったのではないだろう…

ヘイケボタル

ヘイケボタル Luciola lateralis Motschulsky, 1860 は、ホタル科(Family Lampyridae)ホタル亜科(Subfamily Luciolinae)ホタル属(Genus Luciola Laporte, 1833 )で、南西諸島を除く日本、朝鮮半島、中国東北部、東シベリア、サハリン、千島列島に分布…

ジョウザンミドリシジミ

ジョウザンミドリシジミ Favonius taxila (Bremer,1861) は、オオミドリシジミ属(Favonius属)の山地性ゼフィルスで、和名のジョウザン(定山)は、北海道の名勝地定山渓で最初に発見されたことにちなむ。北海道と本州に分布し、北海道では低地の、本州で…

ミヤマカワトンボ

ミヤマカワトンボ Calopteryx cornelia Selys,1853. は、カワトンボ科アオハダトンボ属。北海道・本州・四国・九州に分布する日本特産種で、丘陵地や山地の渓流に生息している。発生期間は長く、5月中旬~9月頃まで見ることができる。 カワトンボ科では一…

ウラクロシジミ(2016)

ウラクロシジミ Iratsume orsedice orsedice (Butler, [1882]) は、シジミチョウ科ミドリシジミ族ウラクロシジミ属のゼフィルス。北海道の南部の一部、本州、四国、九州に分布し、食樹であるマンサク科のマンサク、マルバマンサクの生える山間部の渓流沿いに…

NHK「視点・論点」~ホタルの舞いを求めて~

NHK「視点・論点」 各界の有識者や専門家が、世相や時代の潮流を読むオピニオン番組に出演しました。 ~ホタルの舞いを求めて~ NHK G 13日(月)午前4時20分~午前4時30分 Eテレ 13日(月)午後1時50分~午後2時(再) 解説アーカイブス 「ホタルの舞いを求…

ヒメボタル(埼玉)

ヒメボタル Luciola parvula Kiesenwetter, 1874 は、ホタル科ホタル属(Genus Luciola Laporte, 1833)でゲンジボタルやヘイケボタルと同属であるが、幼虫が陸地で生活する陸生ホタルである。青森県から九州まで分布し、平地から高い山地の雑木林、竹林、ブ…

モネの池

モネの池は、岐阜県関市板取の根道神社参道脇にある池。「モネの池」はあくまでも通称である。フランスの印象派画家、クロード・モネの連作絵画「睡蓮」のようであるから、そう呼ばれている。話題の場所ならば、一見の価値はあるだろうと訪れた。 4日。午前…

日本ホタルの会 ホタル観察会のご案内

日本ホタルの会では、例年ホタルの季節に会員及び一般の方を対象とするホタル観察会を行っています。ホタルを初めてみる人やあまりなじみのない人に夜の水辺に光るホタルの美しさを感じていただくとともに、ホタルの棲む環境の大切さを考えていただこうとす…

ゲンジボタル

シリーズ「ホタルの写真を撮る」その4 ゲンジボタル Luciola cruciata Motschulsky, 1854 は、ホタル科(Family Lampyridae)ホタル亜科(Subfamily Luciolinae)ホタル属(Genus Luciola Laporte, 1833 )で、日本固有種の代表的なホタルである。5月中頃…