ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

チョウ

ルリモンジャノメ

ルリモンジャノメ Elymnias hypermnestra tinctoria Moore, 1878 は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae)ジャノメチョウ亜科(Subfamily Satyrinae)マネシヒカゲ属(Genus Elymnias)のチョウで、台湾から南の東南アジアに広く分布しているが、2021年5月…

石垣島のチョウ

石垣島遠征の主目的はヤエヤマヒメボタルの観察と撮影だが、チョウも撮っておきたい。目指すはミカドアゲハの集団吸水である。到着時に目撃はしたものの撮影にはならず。林道を探索したが、イシガケチョウは、至る所に飛んでいるが、他のチョウの姿はなし。…

無念の8月

無念・・・仏教においては「悟りの境地に入り、何事も思わないこと」という意味だが、今の心境は「物事が思い通りにいかず悔しい」だ。今月は秋雨前線の停滞による長雨と大雨、新型コロナワクチンの副反応、そしてこの週末は倦怠感に腰痛。猛暑の疲れも出て…

長野へチョウ探索

梅雨末期で連日の降雨、そして昨今よく聞く線状降水帯。2日から東日本の太平洋側、特に東海関東の南側にできた線状降水帯によって、3日に数か所で土砂災害が発生し、静岡県熱海市では土石流で少なくともおよそ130棟の建物が流されると言う被害が出た。まず…

北か、南か・・・

北か、南か・・・北に紅葉の写真を撮りに行くか?それとも南にサツマシジミの写真を撮りに行くか? 31日の朝は、この秋一番の冷え込みの予報。奥日光の小田代ヶ原へ行けば、昨年同様のカラマツ霧氷が見られるかもしれない。栃木や群馬の北部では紅葉が盛りで…

ハルジオンが咲く頃

更なる自粛が要請される中、来週から出勤。通常勤務なのでちょっと複雑な気持ちである。ただ、仕事(収入)の面では行き先の不安は少し解消されそうだ。 感染しないように気を付けたいと思う。 前記事では「お家で撮ろう」というメッセージを込めて、私自身も…

チョウの北上

日本ではここ100年の間に年平均気温が約1℃上昇し、昨今では豪雨による自然災害も頻発するなど気象の大きな変化が目立っているが、この変化は生物の世界にも変化を及ぼし、桜の開花が年々早まる現象が起きている。影響は植物のみならず昆虫にも変化が見られ…

地味なチョウたち

8月の三連休の信州遠征にて撮影したチョウを紹介したい。特に目的とした被写体ではなく、何気なく撮影した地味な種ばかり。普段ほとんどカメラを向けないセセリチョウやヒョウモンチョウ、ヒカゲチョウしか飛んでいなかった。 あまり撮影しないので未撮影種…

翅表が見たいチョウ2種

チョウの形態的特徴や美しさは、それぞれ翅の裏側であったり表側だったりする。翅を閉じた姿の撮影は、どこかに止まってくれれば難しくはないが、撮影者としては、翅を開いた表の姿も撮りたいものである。しかしながら翅を開いた表の姿は、なかなか撮らせて…

成虫で越冬するチョウ

この時期に見られるチョウは、この春に羽化したスプリング・エフェメラルか春型、もしくは昨年の夏か秋に羽化して成虫で越冬したチョウである。 「スプリング・エフェメラル」と「チョウの季節型」については、それぞれの記事を参照いただき、本記事では、成…

スプリング・エフェメラル

スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称で、直訳すると「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれるが、春先のみ成虫が出現するチョウ…

チョウの季節型

モンシロチョウやキタテハが飛び交う様子が見られるようになってきたが、モンシロチョウは蛹で越冬して、この春に羽化した「春型」で、一方、キタテハは前年の晩秋に羽化して、成虫で越冬した「秋型」の個体である。 トンボの仲間では、先述のホソミイトトン…