ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

霧氷という芸術

霧氷という芸術を、自己の中に受け入れ、深く味わう。 「秋山明浄にして粧うが如く」季節が終わり、「冬山惨淡として睡るが如し」季節の到来である。彩り豊かな光景からモノトーンの世界へと一変するが「霧氷」という芸術作品が作り出される季節でもある。 …

柿の木

秋の里山風景・・・鮮やかに色づいた紅葉も良いが、たわわに実をまとった大きな柿の木も印象的である。柿は、一説では氷河期の終わり頃に中国大陸から日本に渡ってきたと言われており、果物の中では唯一日本固有の種である。学名は Diospyros kaki Thunberg …

秋のスナップ写真集

私は、昆虫の生態写真や自然風景を撮っているが、写真には様々なジャンルがあり、それぞれの撮影にそれぞれの楽しみ方がある。スナップ写真もその一つであろう。 スナップ写真は、下準備その他特にせず、日常のできごとあるいは出会った光景を一瞬の下に撮影…

秋の富士

秋の富士を撮るには、山梨県鳴沢村にある紅葉台から、その名の通り色づいた紅葉と写すのも良いが、人気のあるスポットでは横並びのカメラが写す写真に違いはない。できれば撮影は誰にも迷惑をかけず、また邪魔されることもなく、時間を掛けてゆっくりと自然…

ダケカンバの美

ダケカンバは、カバノキ科の落葉高木。樹皮に字が書けることからソウシカンバ(草紙樺)とも言われる。亜高山帯の代表的な樹木で、北海道、本州、四国の山地から高山に生え、純林をつくることが多い。本州中部地方では近縁のシラカンバより標高の高い海抜150…

紅葉の季節

秋と言えば紅葉の季節である。葉は光合成をするクロロフィルが含まれているために緑色に見えるが、落葉樹等は、秋になり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解され、赤色色素「アントシアン」が新たに作られたり、黄色色素「カロテノイド」が目立つように…

小田代ヶ原/幻の湖「小田代湖」と貴婦人

小田代ヶ原は、栃木県日光市の日光国立公園内の標高およそ1,400mに位置する草原への遷移期にある湿原であり、豊かな自然と希少な景観から日光国立公園の特別保護地域および特別地域である他、環境省の日本の重要湿地500、国際条約のラムサール条約湿地に登録…