2017-01-01から1年間の記事一覧
風景写真は、美しいと思った場所を美しく表現し、その感動を多くの人々に伝えることができなければならないと思う。ただし、既に発表されている作品と同じ写真では真似でしかない。表現を提案して、人々の潜在意識を呼び覚ますことも必要だろう。写真は絵画…
例年のように一年を振り返って、私自身の反省のために自己満足ベスト10を選んでみた。前編は昆虫、後編は風景をまとめた。 今年撮りたいと計画した昆虫写真の目標達成率は40%で半分にも満たなかったが、年々難しい被写体や生態のワンシーンを狙っているため…
富士と冬の星空を撮りに、本栖湖へ。本栖湖は、2013年に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして、世界文化遺産にも登録されている。また、本栖湖から見る富士山は、千円札の裏面に描かれていることでも有名で、富士山写真家の故・岡田紅陽…
美ヶ原より冬の星空と題して、過去に撮影した写真を再現像して掲載した。過去に掲載した写真は、現像時に細かな調整をほどんど行わなかったので不鮮明な仕上がりであったが、今回は時間をかけて調整した。すると、たいへん薄いが、どの写真にも「冬の天の川…
富士と星空を撮ろうと新月、またはそれに近い月齢の週末を選んで夏から待っていたが、毎月のように雲が多く、ようやく12月にチャンスが訪れた。撮影地に選んだのは、富士山を最も美しく眺められる地として知られる精進湖である。今年1月29日の早朝に、朝焼…
霧氷を撮るために、毎冬、様々な場所を訪れてきたが、前記事の「美ヶ原の霧氷」に掲載したように、念願であった長野県松本市の「美ヶ原」において霧氷を撮ることができ、一先ず、目標としてきた「高原霧氷」に区切りをつけることができた。そこで、それらを…
美ヶ原の霧氷撮影は、4年ぶりで今回が7回目の挑戦である。過去6回とも良い写真が撮れておらず、内2回は霧氷がまったくなく、1枚も撮らずに引き上げている。またここ数年は、なかなか霧氷が付かず、私の休日とも合致しなかったため、行くことすらなかっ…
「棚田」は、山間部などの傾斜地に階段状に作られた水田のこと。先人達が果てしない労の末に築いた農村文化の結晶であり、新潟県十日町市の松代・松之山地区には「にほんの里100選」や「日本の棚田百選」に選ばれている棚田が多数点在する。この地域では、秋…
美人林の紅葉を撮りに新潟十日町市松之山へ。 美人林(びじんばやし)をブログで紹介するのは4回目になるが、紅葉は初めてである。美人林は、松之山の丘陵に約3万平方メートルにわたって樹齢90年ほどのブナの木が生い茂る林であるが、何といっても全てのブ…
カトリヤンマの青眼型メスを探しに行ってきた。向かった生息地は、今期4回目の訪問。今年の9月24日に複眼と腹部の一部が青いタイプ「カトリヤンマのメス」を撮影しているので、目標は完全な青眼タイプを撮ることである。天気は晴れで、気温は20℃を超えたが…
SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE は、デジタル一眼レフカメラに対応したオートフォーカス対角線魚眼レンズ。最大撮影倍率は1:3.8で最短撮影距離は15cm。その短い撮影距離と被写界深度の深さを利用して、周りの状況も写し込んだ昆虫のクローズアップ…
第24回 日本ホタルの会シンポジウム —ホタルを通じて身近な自然環境を考えるー テーマ:「日本ホタルの会発足25周年を迎えて」 講演:日本ホタルの会名誉会長 矢島 稔 ~『日本ホタルの会のあゆみ・25年』~ 今年度は日本ホタルの会が発足して25周年に…
谷川岳一ノ倉沢の紅葉を魔の岩壁とともに収めた。 群馬県と新潟県の県境に位置する三国山脈の谷川岳。初級者から上級者向までの変化に富む登山コースを有し、ロープウェイも整備され年間4万人を越える登山者が訪れる山であるが、多くのクライマー達の命を奪…
そろそろ自然風景写真に本腰を入れたい季節。この秋、まだ紅葉の風景写真も撮っていない。しかしながら秋雨前線と台風21号の影響で大荒れの週末。高知県でのホタル講演会が一週間前で良かったが、数日前から体調を崩したこともあり、この土日は家でゴロゴロ…
昨今のブログ記事で昆虫に関するものは、トンボばかりである。その年によってはチョウの写真が多かったりするが、今年は全体的にトンボを多く撮っている。一年の振り返りは、私自身の年末恒例「自己ベスト」でまとめたいと思うし、まだ、今後チョウもトンボ…
ホタル講演会の講師として、高知県香南市まで行ってきた。 講演会は15日(日)の午後であったため、前日の7:25羽田発JAL491便で高知へ向かった。約1時間のフライトで高知龍馬空港に到着。心配された天候も、晴れ間が見えてまずまず。予約していたレンタカー…
コフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae Lieftinck, 1962は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)ヒメイトトンボ属(Genus Agriocnemis)のトンボで、四国南部、九州、南西諸島に分布している。1964年以降山口県の山口市、防府市で生息が確認さ…
ベニトンボ Trithemis aurora( Burmeister, 1839)は、トンボ科(Family Libellulidae)ベニトンボ属(Genus Trithemis)のトンボで、国外では台湾以南の中国中~南部及び東南アジアに広く分布している。日本国内では、1954年に鹿児島県薩摩半島南端に近い…
キトンボ Sympetrum croceolum (Selys, 1883)は、トンボ科(Family Libellulidae)アカネ属(Genus Sympetrum)。前後翅の基半部全面と翅端までの前縁が鮮やかなオレンジ色で体全体は橙黄色。斑紋はなく、成熟しても背面の赤味が少し増すくらいで真っ赤には…
マダラナニワトンボ Sympetrum maculatum Oguma, 1915 は、トンボ科(Family Libellulidae )アカネ属(Genus Sympetrum)であるが、成熟しても赤くならない。体長は、35mmほどでアカネ属最小のヒメアカネとほぼ同じだが、細いのでヒメアカネよりも小さく見…
オオルリボシヤンマの青色型メスは、先月に兵庫県の六甲山系において撮影し、本ブログ記事「オオルリボシヤンマ(オス型メス/兵庫)」に掲載しているが、今回、新潟県内でも出現していると聞き、訪れることにした。 午前10時ころからオスのオオルリボシヤン…
星峠と美人林は、新潟県十日町市松之山ある棚田とブナ林である。季節的には、ちょっと中途半端ではあるが、久しぶりの自然風景撮影。松之山を代表する2つの景勝地を訪れた。 星峠は、「にほんの里100選」に選ばれ、2009年のNHK大河ドラマ「天地人」のオー…
カトリヤンマの青眼型メスを探しに、個体数の多い生息地を訪れた。青眼型メスは、昨年の11月5日に証拠程度の写真「カトリヤンマ(青眼型メス)」を、また今年の9月24日には、複眼と腹部の一部が青いタイプ「カトリヤンマのメス」を撮影しているが、確実な写…
カトリヤンマの産卵シーンを撮る目的で、先週と同じ生息地を訪れた。前記事の「カトリヤンマのメス」では、静止とホバリングは何とか撮れたものの、産卵の様子は、十分に撮影することができなかった。今回は、レンズを変えての再挑戦である。 午後12時半から…
カトリヤンマ Gynacantha japonica Bartenef, 1909 のオスの静止と静止飛翔(ホバリング)は、自己満足の高い写真が撮れているが、メスの姿は、産卵時に上方から覗き込むようなカットで、しかも枯草などが被る写真しか撮れていない。今年は、本種メスの静止…
オオルリボシヤンマ Aeshna crenata Hagen, 1856 は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)ルリボシヤンマ属(Genus Aeshna)で、オスは成熟すると腹部の斑紋が青色となり、メスは腹部の斑紋が緑色と青色の2種類のタイプがいる。青色型(オス型)は変異で遺伝的に…
大型の台風18号が16日から18日にかけて日本列島を縦断していった。台風の進路が日本海側であったため、東京の雨風はひどくはなかったが、秋雨前線も影響もあり、16日(土)は曇りのち雨で、17日(日)は一日中雨。ただし18日(月)の敬老の日は、台風一過の…
アキアカネが少しずつ色づいてきた。写真は、先日標高1,600m付近の高原で撮影したものであるが、まだ避暑を楽しんでいるかのように多くのアキアカネが見られた。麓の水田では、稲が頭を垂れるように実っていたが、稲刈りはもうすぐ先のようである。あと半月…
モンシロチョウ Pieris rapae crucivora Boisduval, 1836 は、シロチョウ科(Family Pieridae)モンシロチョウ属(Genus Pieris)で、日本全土に生息し、畑などの身近な環境でよく見られるチョウである。 モンシロチョウほど身近なチョウには、まずカメラを…
キベリタテハ Nymphalis antiopa (Linnaeus, 1758) は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae<)/ヒオドシチョウ属(Genus Nymphalis)で、和名にあるように翅表外縁に黄色の太い縁取りがある。翅全体は小豆色でベルベットのような光沢があり、黄色の縁取り…