ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ウスバキトンボ

ウスバキトンボ Pantala flavescens(Fabricius, 1798)は、トンボ科(Family Libellulidae)ウスバキトンボ属(Genus Pantala)に分類され、世界で一番分布域が広く、世界中の熱帯・亜熱帯地域に分布している熱帯系のトンボである。 本種は「渡り」をすること…

ヒメボタル(山梨/静岡)

ヒメボタルの観察と撮影を山梨県と静岡県で行ってきた。山梨県の生息地は、2008年から毎年のように訪れており、今回はこれまで撮影していなかった方向を撮ることが目的。静岡県の生息地は、2010年と2011年に訪れているが、長時間一発露光の写真しか撮影して…

黄昏御三家のヤンマ

7月2日に「ヤブヤンマの産卵」を撮影した池に青眼型のメスを求めて再訪した。2日に続き8日に訪れた時は、11時、12時半、15時にメスが飛来したが、産卵せずに飛び去ってしまった。そして今回は、オスが一度探雌に来たものの、メスは1回も飛来することはなか…

ジョウザンミドリシジミ(折爪岳)

ジョウザンミドリシジミ Favonius taxila taxila (Bremer, 1861) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)オオミドリシジミ属(Genus Favonius)の山地性ゼフィルスで、北海道北東部・本州の東北地方~中国地方の日本海側…

折爪岳のヒメボタル

折爪岳のヒメボタルを紹介したい。本ブログでは、昆虫の記事に関しては撮影地の表記をしていないが、今回は、広く知られた場所であり、また、ヒメボタルと自然環境の保全・保護のために、あえて場所を表記して紹介することにした。 折爪岳は、岩手県二戸市、…

知見を得ただけの大遠征

一年の半分が過ぎたが、昆虫の撮影はあと2~3か月くらいで終わってしまう。総まとめは、恒例の年末に行うとして、ここで自身に喝を入れておこうと思う。 今期、昆虫撮影での大遠征は4回行ってきた。今年10月に一回目の車検に出す愛車の総走行距離は80,000…

ネアカヨシヤンマの産卵

ネアカヨシヤンマの産卵を撮るという今年の目標を達成することができた。 ネアカヨシヤンマ Aeschnophlebia anisoptera Selys, 1883は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)アオヤンマ属(Genus Aeschnophlebia)で、オスの腹長は54~59mm、メスは55~63mm、後翅長は雄…

ヤブヤンマの産卵

ヤブヤンマ Polycanthagyna melanictera (Selys, 1883)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)ヤブヤンマ属(Genus Polycanthagyna属)で、オスの腹長は60~66mm、メスは62~67mm。後翅長はオスで49~55mm、メスでは52~57mmあり、大型のトンボである。オスの複眼…