ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

2006-01-01から1年間の記事一覧

ポール・モーリア死去

「恋はみずいろ」などの世界的なヒットで知られ、日本でも多くのファンを持つ、フランスの指揮者で作曲家のポール・モーリアが、3日フランス南部の病院でなくなった。81歳であった。 ポール・モーリアは、フランス南部マルセイユに生まれ、4歳の時からピ…

その先の風景

ブログの記事からホタルの話題が消えた。ホタルの成虫が飛び交う季節は、桜前線のように九州から北上し、およそ二ヶ月かけて北海道へと移動する。それぞれの地域では、約三週間の間、夜の幻想的な饗宴が繰り広げられるが、時期が過ぎれば多くの人々は無関心…

ジョージ・ウィンストン

朝晩はすっかり涼しくなってきた。秋である。この季節にぴったりなのは、何と言ってもジョージ・ウィンストンのピアノだろう。1980年のウィンダム・ヒル第1弾アルバム『オータム』に収録された「あこがれ/愛」がトヨタ自動車“クレスタ”のテレビCF曲に使用…

「自然保護が第一」 内閣府の世論調査結果より

内閣府が9日付で発表した世論調査「自然の保護と利用に関する世論調査」の結果が明らかになった。調査は、自然の保護と利用についての意識を調べるため、5年ごとに実施されており、今年は6~7月に全国の20歳以上の3千人を対象に行われた。 結果による…

日本産ホタル科の全種類を図鑑化するプロジェクト

この度、日本ホタルの会のホームページにおいて、日本産ホタル科全種類を図鑑化するプロジェクトを開始いたしました。Wikiプログラムを使用して、どなたでも図鑑解説の新規投稿や編集ができ、ホタルの写真も掲載することができます。尚、ホタルの写真は、著…

極上の時間

何ヶ月かぶりで、1日中ごろごろした日曜日であった。朝は愛犬2頭の散歩で、平日と同じ6時に起きたが、後はごろごろ。少々夏バテ気味の心身には良かったのかも知れない。17時に湯船にどっぷりと浸かる。窓を開けて、目を閉じながら外の空気を感じると、…

チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」

今日の東京は、気圧配置の関係で涼しい。天気は曇りで「夏の終わり」というよりも「秋の気配」を感じる。蒸し暑い真夏には、クーラーの効いている部屋でさえクラシック音楽を聴くには辛いが、そろそろが心地よく聴ける季節だ。 私が聴いて涙を流す作品が2つ…

我が輩は蛍である。

ホタルと付き合って34年となったが、10年ほど前から私自信もホタルになっている。分類は、ホタル族マイルドセブン派に属している。今日もベランダで何回一服しただろう。健康のために良くないことはわかっているが、まだ禁煙するつもりはない。一時期、…

「ホタル写真」のコンセプト

-東京にそだつホタルの風景と生態を紹介- プロカメラマン撮影による「ホタルの写真集」は、何冊か出版されている。勿論、どれもすばらしいホタルの写真ばかりである。撮影地は、すべてが全国的にも有名な「ホタルの里」で、こうした所はホタルが乱舞し、豊…

せみしぐれ

お盆であるが、休暇はなく今日も働いている。さすがに通勤電車も町中もすいている。連日蒸し暑い日が続いており、仕事場の東京渋谷でも蝉の大合唱が響く。蝉時雨などという風情はない。仕事の疲れか、暑さのためか、休みのないひがみであろうか、やかましい…

指揮者「山田一雄」先生の思い出

日本を代表する指揮者の一人であった山田一雄先生。1991年8月13日、78年の生涯を閉じられた。 私が、玉川大学管弦楽団員であった学生の頃、山田一雄先生の指揮のもと2回の演奏を行ったことがある。1985年「ベートーヴェン交響曲第9番」、19…

ヘイケボタルが40年ぶりに復活。

盛岡市でヘイケボタルが40年ぶりに復活。こんな嬉しいニュースが飛び込んできた。 住民団体が「ホタルの里」を取り戻そうと手掛けた地道な環境整備の結果である。この湿地では、1960年代ごろまでホタルの群舞が見られたが、70年代に入ると湿地や周辺…

ヘイケボタルに出会えず・・・

千葉県の水田にヘイケボタルの観察に行ってきた。そこは、いつも8月になってから発生している場所である。東京の自宅からは、すいていれば1時間半で行ける距離なのだが、首都高速は4号線の外苑から両国までいつものように渋滞。常磐道の柏インターで降り…

100万匹のヒメボタル写真

当ブログは移転しております。こちらにご訪問ください。「ホタルの独り言」 7月15日に片道700kmを車で駆け抜けて、日帰りでヒメボタル達に会いに行ってきた。そのときの写真の一部はすでに掲載しているが、今回、未公開のポジフィルムをスキャンし直…

ホタルと本業

ホタルと関わって33年が過ぎた。研究というほど大げさなものではなく、趣味としてホタルの生態や生息環境について調べてきた。もっともっと調べたいことは山ほどある。撮りたい写真も際限がない。ホタルの興味は尽きることがない。しかし、ホタルが本業の…

著作権の侵害

ホームページに掲載されている写真や図表、文章にはすべて著作権がある。作者によって著作権を放棄していない限り、そのほとんどは個人の使用範囲を超えて無断で利用することはできない。Webという性格上、ある程度は覚悟しなければならないが、本来は著作権…

ホタルの人工増殖は自然破壊!?

「ホタルの生息環境や生態系無視」 昨日付けの新聞に次のような記事が掲載されていた。 初夏の風物詩、ホタルの乱舞。自然再生のシンボルとしてホタルを復活させる試みが各地で取り組まれ、○○も市民の手でホタルの名所となった。しかし「観光目的で生息環境…

ヒメボタル生息地をコダクロームで撮る

先週末に訪れたヒメボタルの生息地。ヒメボタルの乱舞写真はエクタクロームで撮影したが、日中のうちに撮影したヒメボタル生息地の風景は、コダックのコダクローム64プロフェッショナル(PKR)で撮影した。20数年ぶりに使うフィルムであるが、なかなか素晴ら…

100万匹のヒメボタルに会いに行く

ヒメボタルの大乱舞 写真は、先日撮影した「東京のヒメボタル乱舞」の写真である。今回の場所では、ファインダー内に掲載写真の5~6倍のヒメボタルが乱舞していたが、きれいに撮影出来たのは、たったの1枚だけ。ホームページ「ホタルの写真」に掲載してい…

蛍の写真(念願の一枚)

東京でのヒメボタル乱舞写真も公開 今年の蛍成虫の飛翔風景とクローズアップ撮影は、終盤に近づいた。残すは、今週末の東北地方のヒメボタル写真撮影と8月上旬のヘイケボタル撮影である。これまで千葉県、静岡県のゲンジボタルの飛翔風景、東京都内のゲンジ…

私にとっては、一年中がホタルの季節

ホタルに関する新聞記事やブログのコメントなどの数もめっきり少なくなってきた。ホタルの飛翔時期が終わってきたからである。世間的には「ホタルの季節」は終了である。 時々、こんな質問を受けることがある。”ホタルの季節以外は、何をしているんですか?”…

東京でゲンジボタルとヒメボタルの乱舞

昨日、ゲンジボタルとヒメボタルの生息地に観察と写真撮影に行って来た。気象条件は絶好のホタル日和であった。深い渓谷では、ゲンジボタルの発生がピークを迎えており、靄のかかる渓流上から谷全体まで飛翔していた。 ヒメボタルの生息地においても、発生が…

一人でホタル観察とホタル撮影は怖~い。

今年も関東近郊数カ所にホタルの観察と写真撮影に出かけているが、人里近くの「蛍の里」と呼ぶにふさわしい場所は、明かりが漏れていてホタルの写真撮影は難しいが、子供もいて走り回っていたりと何とも風情があって良いものである。 先日、ホタル観察と撮影…

テレビ東京 「トコトンハテナ」

ホタルいっぱい!自然が戻ったの? 7月2日(日)18:30~ テレビ東京 「トコトンハテナ」”ホタルいっぱい!自然が戻ったの?” この番組(全国放送)に、ほんの一部ですが私が出演いたしました。スタジオのゲストコメンテーターは、ぐんま昆虫の森園長…

今日のホタル観察

ヒメボタル舞う 今日は、昼過ぎから出かけて、まずある谷戸の状況をみた。ホタルの発生時期のため車は進入禁止になっていた。良いことだと思う。以前は、谷戸の中まで進入してきた車にホタルがひかれていたからだ。この谷戸は、いろいろな問題があったが、保…

ホタルの写真は、これで撮る。

今年は、ブログにおいてかなり多くのホタルの写真が掲載され、上手く撮れている写真も少なくない。背景もクリアでなんとなく夜っぽく、そこにみごとな数のホタルの光跡が写し出されている。デジタルカメラを持っていない私の”ひがみ”かも知れないが、デジタ…

里山とホタルの未来

今年も所属団体主催の「ホタル観察会」が開かれた。毎年、様々な地域において地元保存会との交流会を交え、様々な取り組みを学び、情報交換も行っているが、所属する団体は、ホタルの保護方法を実践から学び、研究し、発信することも目的としている。 今年の…

ゲンジボタルの写真 2006

ゲンジボタルの飛翔風景を撮る 先日撮影したゲンジボタル写真の現像があがってきた。プロラボはリバーサルフィルムでも半日で現像してくれるのでとても便利である。 今回のゲンジボタル撮影は、撮影場所の状況から構図はある程度限定されてしまい、またギャ…

ホタルの里をブロビアで撮る

私とホタルの関わりは一年中だが、この時期は、ホタル成虫の生態観察と飛翔風景の撮影をしている。九州ではホタルの飛翔は終了したが、関東は真っ最中、そして東北はこれからだ。予定は、ゲンジボタル、ヒメボタル、ヘイケボタルとこの先一ヶ月以上も続く。 …

気分を変えてラベンダー

どろどろしたコメント論争から気分を変えてラベンダーの話である。写真は、先週末のものだが、ベランダの鉢植えのラベンダーが咲いてきた。このラベンダーの品種はディリー・ディリーというフレンチラベンダーである。10年ほど前は、ラベンダーに凝ってお…