~蔵出し写真⑪~
秋の海は、静かに息をしている
夜の名残をそっと溶かすように、柔らかな朝日が水平線から昇りはじめ
海面には金のひかりが静かに広がっていく
潮風に揺れるススキの穂は、まるで光を迎えるための小さな旗のように
ささやかな音を立てながら朝の訪れを祝福している
穏やかな波、澄みわたる空気、そして昇る朝日
南紀荒船の朝に潮風と光が溶け合うとき
私はまた歩き始められる気がした
秋深まる11月上旬。サツマシジミの観察と撮影のために訪れた和歌山県。チョウが目覚めるまでの間に散策した荒船海岸。熊野灘沿いに3kmにわたって奇岩怪石が続く、吉野熊野国立公園にも指定される海岸で、南紀熊野ジオパークのジオサイトの一つ。何枚も写したが、目的はチョウだったので風景は単なるスナップ写真。今回、訪問記録として蔵出しした。
荒船海岸は、冬の早朝、冷たい川で発生した霧が川を下りながらその量を増し、暖かい海に出たところで濃くなることで美しい海霧が見られるという。いつか、そんな絶景を撮りに行って見たい。
*以下の掲載写真は、クリックしますと別窓で拡大表示されます。

荒船海岸夕凪の刻
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F6.3 1/25秒 ISO 640
(撮影地:和歌山県串本町/荒船海岸 2016.11.03 17:22)

荒船海岸 秋の曙光
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 200
(撮影地:和歌山県串本町/荒船海岸 2016.11.04 6:27)

荒船海岸 秋の曙光
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 200
(撮影地:和歌山県串本町/荒船海岸 2016.11.04 6:35)

荒船海岸 秋の曙光
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F6.3 1/100秒 ISO 200
(撮影地:和歌山県串本町/荒船海岸 2016.11.04 6:36)
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