2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
源氏蛍の様子を千葉県にて観察してきた。 昨年、千葉市付近に上陸した台風15号と台風19号による被害が大きく、ホタルが生息する河川もダメージがあり、今年の発生の状況を心配していた。生息地はいくつもあるが、その内の1つである谷戸には、20014年から定…
イシガケチョウ Cyrestis thyodamas mabella Fruhstorfer, 1898 は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae)イシガケチョウ族(Tribe Cyrestidini)イシガケチョウ属 (Genus Cyrestis)のチョウ。南方系の種で、本州の三重県あたりが分布の北限となっている…
コフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae Lieftinck, 1962は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)ヒメイトトンボ属(Genus Agriocnemis)のトンボで、四国南部、九州、南西諸島に分布している。体長が20~25mmで、同属のヒメイトトンボとともに…
宿毛のゲンジボタルは高知県内でも有数な名所である。 四万十川の沈下橋とホタルを観察した翌日は、宿毛市にある「蛍の郷」へ。この場所は、40年以上にわたってカワニナの餌を団子状にしてパチンコで川へと飛ばしたり、 大雨で土砂が流入した際は、幼虫を陸…
沈下橋とホタルは、高知県が誇る日本の原風景である。 高知県には、2017年10月にホタル講演会の講師として香南市を訪れたが、是非一度、ホタルが舞う季節に行って見たいと思っていた。 四国のゲンジボタルは西日本の遺伝子を持ったグループである。現在、東…
今年もホタルが舞う季節がやってきた。すでに九州や四国ではゲンジボタルやヒメボタルが飛び始めており、関東でも神奈川県の一部で発生しているが、関東での最盛期を前に本記事を掲載しておきたい。 ゲンジボタル Luciola cruciata Motschulsky, 1854 は、遺…
ベニシジミは、あまりに普通に見られるため、これまでの主目的としては撮影してこなかったが、この10年間で撮影した本種の撮影データを見直してみると、ベニシジミの白化型と黒化型を撮っていたので紹介しておきたいと思う。 ベニシジミ Lycaena phlaeas chi…
まだ、霧が晴れない。社会全体の見通しもそうだが、心の中にわだかまりがあって、さっぱりしない。いつ希望の光が差してくるのだろうか? 「心如水」(心は水のごとく)という言葉がある。これは「水は四角い器だと四角に収まり、丸い器だと丸く収まる。形だ…
5月4日、政府は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が終息状況にないとして、本日6日に期限を迎える「緊急事態宣言」を今月31日まで延長すると発表した。 「基本的対処方針」では、緊急事態措置を実施する必要がなくなったと認められる時は、期間内であっ…