ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

2015-01-01から1年間の記事一覧

美しき日本の自然風景(2012-2015)

お世話になった方々、ブログにご訪問いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。 来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。 2016年が皆様にとってよい年でありますよう、お祈り申し上げます。 2015年の最後として、過去に撮影し…

2015年の自己ベスト(風景編)

「自然風景写真への想い」については、先日、当ブログで述べた通りであるが、昆虫写真は「図鑑写真」「生態写真」がコンセプトであるのに対し、自然風景写真は、美しい光景を目の前にした時に、美しいという抽象的で漠然とした感覚を1枚の写真というものに…

2015年の自己ベスト(昆虫編)

例年のように、一年を振り返って自己満足ベスト10を選んでみた。前編は昆虫、後編は風景をまとめた。 今年の昆虫写真も、「ゼフィルス」「絶滅危惧種」「未撮影種」「撮り直し」を目標にし、全国にその姿を追った。 予定した昆虫には全て出会うことができた…

昆虫リストと撮影機材

撮影済の昆虫リストと所持している撮影機材のリスト(2018.1.1現在)を掲載しておきたい。 尚、撮影済の昆虫リストは、チョウとトンボだけの記載とした。各々の詳細については、本ブログ、およびPartⅠの「ホタルの独り言」において、検索窓に種名を入れて検…

霧氷の魅力

霧氷とは、着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する、白色や半透明で結晶構造が顕著な氷層の総称である。蔵王や北八ヶ岳等で見られる、樹木が完全に樹氷や雪によって覆われた樹氷(アイスモンスター、または、海老の尻尾)とは違って、過冷…

サン=サーンス 交響曲第3番(玉川大学管弦楽団)

シリーズ:自演クラシック音楽4.~玉川大学管弦楽団 サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」 掲載するクラシック音楽が、段々とマニアックな曲になってきたが、自演のアーカイブも少なくなり、聞くに堪えないものばかりになりつつあるが…

星峠(冬景色)

星峠は、「にほんの里100選」に選ばれた新潟県十日町市松之山・松代にあり、2009年のNHK大河ドラマ「天地人」のオープニング映像にも使用されたことで広く知られるようになった。2013年の5月に一度訪れて撮影している。(写真2枚目) 松之山・松代の棚田へ…

自然風景写真への想い

ホタルの研究は、私にとっておそらく生涯のライフ・ワークであるが、フルート演奏や昆虫と自然風景の写真撮影は、あくまでも趣味である。しかしながら、好きなものはトコトン追及し極めようとする性格なので、色々と悩みながら上達しようと努力している。多…

朝靄のダム湖

12月12日(土)新潟の棚田撮影を予定していたが、天気は良くても雪がないためにキャンセル。代わりに信州白樺高原、霧ヶ峰に 霧氷を求めた。 前日(11日)は、大荒れの関東甲信越。こんな翌日は霧氷が期待できる。午前2時に起床して2時半出発。現地に到着…

昆虫なのに脚4本?

昆虫の脚は6本である。昆虫とは「体が頭部・胸部・腹部からなり、胸部には節のある脚が3対6本もつ生きもの」と定義できる。しかしながら、下写真のタテハチョウの写真では、脚は4本しか見えない。 実は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae Rafinesque,…

モルゲンロート

モルゲンロートは、登山用語(ドイツ語)で、モルゲン(Morgen)「朝」とロート(rot)「赤い」というそれぞれの意味を掛け合わせたモルゲンロート(Morgenrot)「朝焼け」という意味で、朝日で山がバラ色に美しく染まることを言う。 朝焼けが山肌に当たり赤…

玉川大学「第九」演奏会/指揮 山田一雄

シリーズ:自演クラシック音楽3.~玉川大学管弦楽団 ベートーヴェン 交響曲第9番 二短調 作品126「合唱付き」 山田 一雄 指揮 玉川大学管弦楽団 ベートーヴェン 序曲「コリオラン」 作品62 山田 一雄 指揮 玉川大学管弦楽団 「第九」として、日本では年末…

ムラサキシジミ属

~分類まとめ②~ ムラサキシジミ属(Arhopala Boisduval, 1832)は、世界に約200種類生息するグループで、日本には現在3種が知られている。尚、本記事では、離島において採集されたラマムラサキシジミ Arhopala rama ssp.は含めていない。また、ムラサキシ…

ルーミスシジミ

ルーミスシジミ Arhopala ganesa loomisi (H. Pryer, 1886)は、シジミチョウ科のチョウで、過去に2度、千葉県大多喜町で撮影しているが、今年は、千葉県鴨川市の生息地を訪れた。 ルーミスシジミは、国外では台湾(山地)・中国西部・ヒマラヤ地方に、国内で…

ダケカンバのある風景

「まとめシリーズ第七弾」~ダケカンバのある風景~ ダケカンバ(岳樺)は、カバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹で、ソウシカンバとも言う。シラカンバ(シラカバ、白樺)とよく似ているが、樹皮がシラカンバよりも少し赤茶色がかっている。 若いダケカンバの…

美ヶ原の霧氷風景

美ヶ原の霧氷風景を撮りたい! もう、紅葉の季節が終わろうとしている。それにも関わらず、この秋は10月18日の乗鞍高原「まいめの池 ~紅葉~」以来、写真撮影の遠征はなく全くシャッターを切っていない。理由は3つある。 1つは、目的とする昆虫と風景だけ…

山粧ふ

日本には「四季」があり、自然は「春夏秋冬」それぞれ美しい光景を見せてくれる。 その季節を日本人の伝統的な美意識で17文字から成る世界最短の定型詩として謳った「俳句」。季節は「季語」として表現されているが、中国の北宋時代の山水画家「郭煕」の著書…

秋の色彩

子供の頃は、何も感じていなかった。若い頃は、秋バテなど無縁で、気分転換などしなくても基礎体力で季節の変わり目を乗り越えられた。しかし、いつの頃からだろうか?秋が苦手になった。涼しくなり、日が沈むのも早い。どことなく悲しげな雰囲気。自律神経…

ほたると水辺の環境学習会

北九州市ほたる館~ほたると水辺の環境学習会~ 北九州市建設局河川部水環境課から依頼があり、北九州市ほたる館で定期的に行われている「ほたると水辺の環境学習会」の 講師として、11月14日に現地を訪れた。 14日(土)羽田9:10発 スター・フライヤー75便…

星のある風景

「まとめシリーズ第六弾」~星のある風景~ 東京の夜空では、星は数える程しか見えないが、街明かりの届かない場所に行くと、空にはこれほどの星々が輝いているのかと驚かせれる。天体に関しては素人だから、星座は良く分からないし、星の名前すら知らないも…

棚田の風景

「まとめシリーズ第五弾」~棚田の風景~ 「棚田」と言えば、一般的に「急傾斜の山間地の階段状の水田」を指すが、農林水産省は、傾斜度が20分の1(水平距離を20メートル進んで1メートル高くなる傾斜)以上の水田を「棚田」と定義している。 棚田における稲…

ミゾソバ

ミゾソバ(Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii )は、タデ科タデ属 (Polygonum) またはイヌタデ属 (Persicaria) に分類される一年生草本植物である。東アジア(日本では北海道・本州・四国・九州)に分布し、小川沿いや沼沢地、湖岸など肥沃…

ススキのある風景

「まとめシリーズ第四弾」~ススキのある風景~ ススキとは、イネ科ススキ属の植物。平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地に、ごく普通に見られる多年生草本である。花言葉は、「活力」「生命力」。 さて、夏が過ぎ初秋を迎えると、ススキの…

ビゼー「アルルの女」/ドボルザーク 交響曲第8番(玉川大学管弦楽団)

シリーズ:自演クラシック音楽2.~玉川大学管弦楽団 ビゼー「アルルの女」第二組曲からパストラーレとメヌエット 玉川大学管弦楽団 ドボルザーク 交響曲第8番 ト長調 作品88より第一楽章 玉川大学管弦楽団 ビゼー「アルルの女」は、ドーデの同名の戯曲の付…

紅葉は難しい

「まとめシリーズ第三弾」~紅葉は難しい~ 今年の秋は、仕事や講演会等で「まいめに池」以外は紅葉を見に行けそうもないので、過去に撮影した写真を現像し直しての 「まとめシリーズ第三弾」である。 撮影した写真を見直してみると、「新緑」に比べて「紅葉…

スメタナ「モルダウ」(玉川大学管弦楽団)

シリーズ:自演クラシック音楽1.~玉川大学管弦楽団 スメタナ 連作交響詩「わが祖国」よりモルダウ 前々記事にて掲載した音楽ムービー。懲りずにまた作成した。今回は、「モルダウ」である。 「モルダウ(The Moldau)」は、チェコの作曲家スメタナ(1824~…

富士10景

「まとめシリーズ第二弾」~富士10景~ 世界文化遺産に認められ、日本人の信仰や日本の芸術創作の源泉である富士山。24日の夜、NHKの番組「ブラタモリ」を見ていたら、富士山の生い立ちと美しさの秘密について放送していた。(10/31にシリーズ第4回目の放送…

水鏡の四季彩

「まとめシリーズ第一弾」~水鏡の四季彩~ 紅葉の「まいめの池」を掲載し、周囲の風景を映し出す水鏡の美しさを前記事で紹介したが、これまでに撮影した、池や湖を「水鏡の四季彩」として4点ピックアップしてみた。過去に個別に掲載していた写真を別のテー…

まいめの池 ~紅葉~

まいめの池の紅葉を撮影した。 まいめの池は、長野県松本市安曇・乗鞍高原の中央部を占める一の瀬園地(標高1,500m)にある小さな池。周辺には、「あざみ池」「どじょう池」「偲ぶの池」等、幾つかの池があり、それぞれ特徴があるが、「まいめの池」は池畔の…

ヤマキチョウ属2種

~分類まとめ①~ シロチョウ科のヤマキチョウとスジボソヤマキチョウ。レモン・イエローの美しい2種は、半逆光で撮影することで魅力を引き出せる。 シロチョウ科(Pieridae) モンキチョウ亜科(Coliadinae) ヤマキチョウ族(Gonepterygini) ヤマキチョウ属(Gon…