2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
東京のホタルを観察する催しが、この週末に行われた。私も理事の一人である「日本ホタルの会」の恒例行事である。今年は、多摩丘陵の里山で、幼虫の放流などは一切行っていない将に天然の発生地であり、2008年にTBSテレビ「ニュース23」に出演した時に…
ヒメボタルの交尾、産卵、卵の発光、孵化の写真を掲載 ヒメボタル Luciola parvula Kiesenwetter 1874 は、幼虫が陸地で生活する陸生ホタルで、成虫はゲンジボタルとヘイケボタルのようによく発光するホタルである。フラッシュのように明滅する独特な発光が…
シリーズ「ホタルの写真を撮る」その4 ブログでは、ホタルの一生を写真で紹介してきたが、今回はホタルの産卵~孵化について掲載したいと思う。 オスは光りながら飛び回り、葉先で目立つように光る未交尾のメスを見つけると近寄っていき、光によるコミュニ…
6月はゲンジボタルの季節である。ちょうど満月と発生時期が重なり、また気象条件も良かったので撮影したが、実は、ホタルは満月が大嫌いである。 ご存知のように、ホタルは互いが発する光によってコミュニケーションを図っている昆虫である。このような満月…
三草山ゼフィルスの森は、大阪府能勢町にあり、自然の豊かさと生息する希少種の存在を保護する目的から大阪府自然環境保全条例に基づく、 緑地環境保全地域に指定された森である。公益財団法人「大阪みどりのトラスト協会」が地上権を設定しており、ナラガシ…
東日本型のゲンジボタルの乱舞を前々回の記事「ホタルの乱舞~里山で舞う東日本型ゲンジボタル~」同様に写真と映像で紹介したいと思う。 ゲンジボタルの発光周期には地理的変異があることは良く知られており、気温 20℃での発光周期(オスの同期明滅)を比較…
キバネツノトンボの産卵の様子を長野県安曇野市の多産地で撮影したので紹介したい。 キバネツノトンボ Ascalaphus ramburi MacLachlan 1875は、アミメカゲロウ目(ordo Neuroptera)ツノトンボ科(Family Ascalaphidae) キバネツノトンボ属(Genus Ascalaph…
ゲンジボタルが飛び交う季節となった。九州や四国では先々週あたりから、発生しているという情報を得ているが、ようやく関東でも早い所では発生のピークを迎えている。 今回、観察と撮影に向かったのは、千葉県内のゲンジボタル自然発生地である。典型的な里…