ホタルの独り言 Part 2

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オオイヌノフグリ

 オオイヌノフグリ Veronica persica Poir. (1808)は、オオバコ科(Family Plantaginaceae)クワガタソウ属(Genus Veronica)の越年草。越年草とは、秋に発芽して地面にロゼット(葉を地面に広げた状態)で冬を越し、翌春から夏にかけて開花・結実し、その後枯れる一年草のことである。本種は、ヨーロッパ原産の外来種(帰化植物)で、1887年に東京で確認。大正時代初期には全国に拡大し定着している。和名は同属のイヌノフグリに似てそれより大きいために付けられた。フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることから植物学者の牧野富太郎博士によって付けられた。
 別名「星の瞳」と呼ばれ、青い小花が夜空の星のように見える、あるいは小さな青い瞳のように見えることが由来である。花言葉は「忠実」「信頼」「清らか」で、これは処刑地に向かって歩くキリストの血を、自らのハンカチで拭おうとした女性ヴェロニカの伝説に由来する。学名の Veronica は、聖女ヴェロニカの名前からである。

 オオイヌノフグリは、我が家の庭「里山風の山野草園」の一角にも咲いている。帰化植物ではあるが、今では早春の里山を感じさせる代表種の1つであるから欠かせない。こぼれ種で増え、秋に芽を出して冬に横に広がって育ち、早春になると小さなコバルトブルーの花をたくさん咲かせる。花は一日花で、日が当たると開き、陰ると閉じてしまうが、次々と新しいな花が咲き、5月頃になると枯れてしまうはかなく可憐な植物である。

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オオイヌノフグリの写真
オオイヌノフグリ
Canon EOS 7D Mark Ⅱ / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 / 絞り優先AE F6.3 1/3秒 ISO-400V
(撮影地:東京都国分寺市 自宅の庭 2026.3.28 10:21)

オオイヌノフグリの写真
オオイヌノフグリ
Canon EOS 7D Mark Ⅱ / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO-500
(撮影地:東京都国分寺市 自宅の庭 2026.3.28 10:21)

オオイヌノフグリの写真
オオイヌノフグリ
Canon EOS 7D Mark Ⅱ / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 / 絞り優先AE F3.5 1/640秒 ISO-200
(撮影地:東京都あきる野市 2012.3.20 13:17)

オオイヌノフグリの写真
オオイヌノフグリ
Canon EOS 7D Mark Ⅱ / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 / 絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO-200
(撮影地:東京都あきる野市 2011.4.02 10:54)

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