堂の下の岩観音>は、栃木県那須町芦野にある観音堂で、のどかな田園風景の中にひっそりと佇んでいる。2013年にミツマタ群生地に行った帰りに寄って写真を撮っていたが、単なる観光写真的なスナップなので、これまで現像すらしていなかった。今回、桜のカテゴリで初掲載である。
芦野地区には「堂の下」集落があり、その西部に芦野石(あしのいし)の岩肌が露出して聳え立っているところがある。その中腹には赤い屋根の観音堂があり、通称「堂の下の岩観音>」と呼ばれている。観音堂の周辺と下方には、いくつかの巨岩が見られ、それらを覆い隠すように樹齢350年といわれるエドヒガンやソメイヨシノ、ヤマザクラなどの巨木、古木が生い茂っており、岩観音の下には菜の花も咲き、見応えのある自然景観を作りだしている。平成2年より那須町の文化財に指定されている。
ちなみに栃木県那須町芦野を中心に産出される「芦野石(あしのいし)」は、那須連山の火山活動に伴う火砕流が、自身の熱と重みで押しつぶされて固まった石英安山岩質溶結凝灰岩で、落ち着いた風合いと優れた加工性から、古くから建築や彫刻に幅広く利用されてきた。年月を重ねるごとに程よく見せる「枯れ」の表情は、日本の風土にしっくり馴染む「風格」を感じ、それを好む建築家・隈研吾氏は、彼が手掛けた建物で芦野石を多用している。
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堂の下の岩観音
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/13秒 ISO-100 +0.3EV
(撮影地:栃木県那須郡那須町 2013.4.13 9:43)

堂の下の岩観音
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/15秒 ISO-100 +0.7EV
(撮影地:栃木県那須郡那須町 2013.4.13 9:30)
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