ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、様々な昆虫の写真や自然風景の写真を掲載しています

東山魁夷に学ぶ

 東山魁夷(1908年~1999年)は、昭和を代表する日本画家の一人で、作品の多くに青い絵の具を使うことから「青の画家」とも呼ばれた。平明な描写のなかに深い精神性と豊かな叙情を湛えた風景画は、日本人の自然観や心情を普遍的に表現したものとして高く評価され、私の好きな画家の一人である。お会いしたことはないが、戦後から千葉県市川市に住んでおられ、やはり画家であった私の叔父に親友でもあった。

 私は、会社員であるがホタルを長年研究しており、写真撮影を趣味としている。ホタルをはじめ、多くに昆虫類の図鑑写真や生態写真を撮ることを楽しんでいるが、美しい自然の風景写真の撮影にも信念を持って取り組んでいる。
 私が撮影した自然風景写真のいくつかは、多くの方々から「東山魁夷」の日本画のようだと評価を頂く。画伯が描いた日本画のモデルとなった場所にて撮影することもあるが、勿論、画伯の作品を真似るつもりはなく、当然、画伯の芸術性や精神性に及ぶはずもない。しかしながら、画伯の自然風景との対峙を無意識の内に学び、影響を受けているのかも知れない。
 「写真」は写実であり「絵」とは違う。しかしながら、自然風景写真は、自然という芸術に対して、ただ闇雲に感覚だけに頼ってシャッターを切っていたのでは、皆が美しいと感じ、それぞれ色々な思いを馳せて頂ける「作品」にはならず、単なる「記録」で終わってしまう。自然風景写真は、美しい光景を目の前にした時に、「美しい」という抽象的で漠然とした感覚を「1枚の写真」というものに具体化することであり、それには、自分は一体、何に感動し、何を美しいと感じているのかを明確に認識し、そしてそれをどう表現すればよいのかを考え、構図、露出を決定して、シャッター・チャンスを狙って撮ることだと思っている。

御射鹿池の写真

御射鹿池
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM / 絞り優先AE F11 4秒 ISO 200 -1EV(撮影地:長野県茅野市 2010.6.20 4:26)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

カラマツとソウシカンバの写真

カラマツとソウシカンバ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 0.5秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市 2012.5.19)

駒つなぎの桜の写真

駒つなぎの桜
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F1.4 1/1600秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2014.4.19)

龍珠院の桜の写真

龍珠院の桜
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F5.6 1/4秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.14)

九十九谷の写真

九十九谷
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AEF11 1/5秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2016.2.21)

九十九谷の写真

九十九谷
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 100(撮影地:千葉県君津市 2016.2.21)

城ヶ崎海岸の写真

城ヶ崎海岸
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 20秒 ISO 1600 -1/3EV(撮影地:静岡県伊東市 2015.1.03)

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