ゼフィルス(Zephyrus)は、ギリシャ神話の西風の神ゼフィロス(Zephyros)が語源になっているシジミチョウ科(Family Lycaenidae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)の呼称である。
最終回は、メスアカミドリシジミ属とキリシマミドリシジミ属の4種を掲載したいと思う。(写真は、飼育個体ではなく、すべて生息地での野外撮影である。)
*以下のサムネイル写真は、クリックしますと別窓で拡大表示されます。
- メスアカミドリシジミ Chrisozephyrus smaragdinus smaragdinus (Bremer, 1861)
- アイノミドリシジミ Chrysozephyrus brillantinus brillantinus (Staudinger, 1887)
- ヒサマツミドリシジミ Chrysozephyrus hisamatsusanus (Nagami et Ishiga, 1935)
- キリシマミドリシジミ Thermozephyrus ataxus kirishimaensis(Okajima, 1922)
- キリシマミドリシジミ 屋久島亜種 Thermozephyrus ataxus yakushimaensis(Yazaki, [1924])
これまでに日本各地で撮影したゼフィルスを6回にわたって掲載した。小さいながらも、その美しさはたいへん魅力的で、写欲を掻き立てる。
昆虫写真全般に言えるが、まずは図鑑的写真を残したく「美しいものを、一番美しい時に、美しく写す」をモットーに撮っている。チョウの場合は、雌雄それぞれの翅の裏と表を撮りたいが、種によっては叶っていない。翅が擦れて痛んだ個体の写真も自然界ならではの様子ではあるが、自身への言い訳に過ぎない。特にゼフィルスのFavonius属やChrysozephyrus属は、翅が全く擦れていない輝きを全開翅で撮ってこそだが、簡単ではない。止まっている所を撮れば良いだけなのだが、難しい。
生態を学び、適切な時期に生息地に行って撮っていても、温暖化の影響で発生時期が毎年異なり、場合によっては未発生で、なかなか羽化後の綺麗な個体に出会えることは少ない。
また、ゼフィルス全25種のうちキタアカシジミは未撮影であり、亜種も撮ってはいないし、メスの撮影ができていない種もある。
生態写真となると更にハードルが高い。オス同士の卍飛翔の撮影を試みるが、ピントが合ったことはない。動画においても画角に収めようと追いかけるのが精一杯である。課題は山積である。
これらの課題には、今後、時間をかけながら挑戦し、いつか自己満足できるものを残したいと思う。
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