ブログ「ホタルの独り言」に掲載しているが、この「ホタルの独り言 PartⅡ」には登場しない昆虫。今回は、アオモンイトトンボを掲載。
アオモンイトトンボ Ischnura senegalensis (Rambur, 1842)は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)アオモンイトトンボ属(Genus Ischnura)で、世界で最も分布が広いイトトンボで、寒冷地と砂漠地帯を除くアフリカから中東、南および東アジアにかけて広く分布している。日本では、岩手県以南の本州から南西諸島まで分布し、平地や丘陵地の開放的で植生のある池沼、水田、湿地など幅広い環境に生息している。幼虫(ヤゴ)は、塩類耐性をもっているので、汽水域(海水と淡水が混じる場所)や海岸近くにも生息している。4月~9月頃にかけて見られ、年に2化以上する地域も多い。
本種は、体長32mm前後で、オスは腹部第8節全体と第9節の下半分だけが水色であり、たいへんよく似た同属のアジアイトトンボ Ischnura asiatica Brauer, 1865 は第9節全体が水色であるので区別ができる。メスは、羽化直後はオレンジ色であるが、成熟に伴って赤橙色の胸側に腹部側面が緑色の色彩のもの(異色型メス)とオス同様のの色彩(オス型メス)の2型に大別される。
アオモンイトトンボは、環境省版レッドリストに記載はないものの、都道府県版レッドリストでは、栃木県で絶滅危惧Ⅱ類に選定している。
*以下の掲載写真は、クリックしますと別窓で拡大表示されます。
アオモンイトトンボのオス
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 320(撮影地:千葉県いすみ市 2010.08.14)
アオモンイトトンボのオス
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO-1250
(撮影地:東京都葛飾区 2010.8.21 6:32)
アオモンイトトンボのメス
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 320(撮影地:千葉県いすみ市 2010.08.14)
アオモンイトトンボの交尾態(異色型メス)
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 200(撮影地:東京都葛飾区 2010.8.21 8:09)
アオモンイトトンボの交尾態(オス型メス)
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 200(撮影地:千葉県いすみ市 2010.08.14)
アオモンイトトンボの交尾態(異色型メス)
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO-250
(撮影地:東京都葛飾区 2010.8.21 8:05)
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