ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、チョウやトンボなどの昆虫、自然風景の写真を掲載しています

2024-01-01から1年間の記事一覧

コノハチョウ

コノハチョウ Kallima inachus eucerca Fruhstorfer, 1898 は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae)タテハチョウ亜科(Subfamily Nymphalinae) コノハチョウ族(Tribe Kallimini)コノハチョウ属(Genus Kallima)のチョウで、翅の裏面が枯葉のように見えるこ…

オキナワトゲオトンボ

オキナワトゲオトンボ Rhipidolestes okinawanus Asahina, 1951は、トゲオトンボ科(Family Rhipidolestidae)トゲオトンボ属(Genus Rhipidolestes)のトンボ。トゲオとは「棘尾」の意味で、オスの腹部第9節背面にトゲ状の小さな突起があることに因んでい…

リュウキュウルリモントンボの青メス産卵

リュウキュウルリモントンボの青メス産卵を撮影した。 リュウキュウルリモントンボ Coeliccia ryukyuensis ryukyuensis Asahina, 1951 は、2022年に沖縄を訪れた際、6月23日に撮影し本ブログ記事「リュウキュウルリモントンボ」として掲載しているが、今年は…

沖縄辺戸岬から天の川

沖縄辺戸岬から天の川を撮ってきた。 3年連続三泊四日の沖縄遠征。今年は、6月26日(水)から29日(土)の期間、昆虫は、これまで撮れなかったカラスヤンマとコノハチョウ、風景では天の川を主な撮影目的として行ってきた。 昨年同様に成田空港から8時10分…

岐阜県郡上市の和良蛍

岐阜県郡上市の和良蛍を、今年も観察し、写真と動画を撮影してきた。和良町は、和良川や鬼谷川などに国の特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオが生息していることで有名だが、ゲンジボタルも見ることができる。地元では和良蛍と呼んでおり、お…

オオミドリシジミ

オオミドリシジミ Favonius orientalis orientalis (Murray, 1875) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ミドリシジミ亜科(Subfamily Theclinae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)オオミドリシジミ属(Favonius Sibatani & Ito, 1942)で、ゼフィルス(Zep…

ただ撮っただけのトンボ写真

8月末までは、主にこれまで撮ることができなかった自然風景や撮り直しも含めた昆虫写真の撮影でスケジュール表が埋まっており、5月末までは、必ずしも予定通りではなく、また自己満足の範囲ではあるが、それなりの結果は出してきた。スケジュール的には、…

秩父のヒメボタル

秩父のヒメボタル 秩父のヒメボタルは、数年後には絶滅するかもしれない。 秩父のヒメボタル生息地には、2010年から訪れている。当時、秩父にヒメボタルが生息していると言う話を聞き、長年の勘で生息していそうな場所を夜間に一人で探索したところ、農家の…

野川に生きるホタル

野川に生きるホタルを今年も観察し、写真と動画を撮ってきた。水面に光が映る様子を残すという目的は達成できた。 野川は、東京都調布市、小金井市、三鷹市にまたがる都立野川公園の北地区を流れており、ゲンジボタルが生息している。元々は、隣接する野川公…

サラサヤンマ

サラサヤンマ Sarasaeschna pryeri(Martin, 1901)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)サラサヤンマ属(Genus Sarasaeschna)のヤンマである。サラサヤンマは北海道から屋久島にまで分布し、丘陵地や低山地のほとんど水のない小さな湿地や休耕田などに生息し…

ヒメボタル(中部地方)

2024年最初のヒメボタルの観察は、初訪問の中部地方の生息地にて行ってきた。 ヒメボタルは、すでに高知県などでは5月上旬から発生しており、関東東海でも例年通り6月上旬から7月中旬にかけて様々な場所で発生すると思われ、今年も毎年訪れている生息地に…

大台ヶ原から天の川

大台ヶ原から天の川の撮影を行った。 大台ヶ原は、紀伊半島の南東、奈良県と三重県の境にある日出ヶ岳(1,695m)を最高峰とする台地状の山地である。大台ヶ原山全体が特別天然記念物に指定されている日本百名山のひとつ。日本百景や日本の秘境100選にも選ばれ…

ゲンジボタルの幼虫上陸(東京2024)

ゲンジボタルの幼虫上陸の様子は、これまで各地で観察し撮影してきたが、今回、初めて東京都内のゲンジボタル生息地で観察し、写真に記録として残すことができたので掲載したいと思う。 ゲンジボタルの幼虫は、およそ8か月から個体によっては3年8か月の水…

白川湖の水没林

白川湖の水没林を撮影してきた。自然風景写真は4月に桜を撮って以来だが、随分と久しぶりのような気がする。 白川湖は、山形県西置賜郡飯豊(いいで)町にある。最上川の治水、周辺のための水のコントロール、水力発電などに利用される「白川ダム」によって造…

浄土平で天の川撮影

浄土平で天の川を撮影してみたのだが、気温2℃で物凄い強風。耐えきれず、わずか数分で撤退したため、良い結果は得られなかった。 GW期間中の渋滞と混雑を避けるため、GW後の平日において、天気の良い日を待って東北に出掛けてきた。一番の目的は、次の投稿…

ムカシトンボ

ムカシトンボ Epiophlebia superstes (Selys, 1889)は、トンボ目(Odonata)均翅不均翅亜目(Anisozygoptera) ムカシトンボ科(Family Epiophlebiidae)ムカシトンボ属(Genus Epiophlebia)に分類されるトンボである。 トンボは、系統上から大きく3つの…

ホソミイトトンボ

ホソミイトトンボについては、これまでに本ブログにて産卵や越冬に関して写真も併せて載せており、今回、新たな知見はないが、前記事の「ホソミオツネントンボ」の産卵を観察し記録した水田にて、本種の産卵の様子を写真撮影し、動画にも収めたので、改めて…

ホソミオツネントンボ

ホソミオツネントンボは、当ブログの記事「成虫で越冬するトンボ」で紹介しているが、単独での掲載はなく、またこれまで産卵の様子を撮影していなかったため、今回、産卵の撮影を行い、以下に過去の写真とともにまとめた。 ホソミオツネントンボ Indolestes …

ホソオチョウと外来種問題

ホソオチョウに関して、本ブログ(PartⅡ)にて単独で紹介したことがなかったことから、これまでに撮影した写真を再現像し掲載するとともに外来種問題について考えたい。 ホソオチョウ Sericinus montela Gray, 1853 は 、アゲハチョウ科(Family Papilionida…

アゲハから教わる

アゲハ Papilio xuthus(Linnaeus, 1767)は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)アゲハチョウ亜科(Subfamily Papilioninae)アゲハチョウ族(Tribe Papilionini)アゲハチョウ属(Genus Papilio)アゲハチョウ群(xuthus group)のお馴染みのチョウで…

若葉

若葉は、春に芽吹いてまだ間もないころの柔らかい葉を指す。新緑も好きだが、このまだ若い木々の色が好きで、いつもカメラを向けてしまう。百花繚乱の賑わいがひと段落した雑木林は、若葉色で蔽われる。と言っても、一色ではない。そこには木々1本1本の限…

ほたる出現予想(2024)

ほたる出現予想2024を、民間の気象情報会社㈱ウェザーニュースが4月11日に公式Webサイトにて発表した。(ウェザーニュース ほたる出現予想2024) それによると、2024年の傾向として「高温傾向で例年並み~やや早く出現 西日本や東日本では5月中旬から出現ピ…

春の里山散策

ムカシトンボ探索 東京都内にもムカシトンボが生息しており、羽化の季節となった。ところが、地域によっては激減している。その大きな理由が大雨である。2019年10月12日。過去最強クラスの台風19号が大型で強い勢力を保ったまま伊豆半島に上陸し、中でも静岡…

桜、散る

桜、散る・・・"桜は散り際が最も美しい"と言われているが、果たして、そうだろうか? 東京の桜は、平年より5日遅い3月29日に咲き始め、4月4日に満開となり、都心では既に「桜、散る」ところがほとんどである。 "桜散る"この文言を聞くと思い出すのは、高校…

赤上がりのギフチョウとヒメギフチョウ

日本各地で、ギフチョウとヒメギフチョウが舞う季節になってきた。今回は、個体変異での1つである赤上がりのギフチョウとヒメギフチョウを紹介したい。 ギフチョウとヒメギフチョウが属するギフチョウ属は、強い飛翔力がなく他の生息地との行き来がないため…

わに塚の桜

わに塚の桜は、山梨県韮崎市にある「わに塚」の上に立つ一本桜で、樹齢約330年、根回り3.4m、樹高17mのエドヒガンザクラで、平成元年に韮崎市の天然記念物に指定されている。ちなみに、エドヒガン(江戸彼岸)は、古くから日本の山野に自生していた野生種で…

早春の里山散策

早春の里山散策の映像をYouTubeに公開した。 「ホタルは里山環境の結晶である」これは、私の師である昆虫学者 故 矢島稔先生の言葉であるが、ホタルの研究を続けている私にとって「里山」は重要なフィールドの1つである。では、里山とはどんなところを言う…

オツネントンボ

オツネントンボ Sympecma paedisca(Brauer, 1877)は、アオイトトンボ科(Family Lestidae)オツネントンボ属(Genus Sympecma)のトンボで、ヨーロッパから中央アジアを経て中国東北部、日本に分布し、日本では北海道、本州、四国、九州北部に分布している。…

ヤマトシジミ(チョウ)

ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha argia (Menetries, 1857)は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ヒメシジミ亜科(Subfamily Polyommatinae)ヤマトシジミ属(Genus Pseudozizeeria)のチョウで、国外では中国、韓国、台湾をはじめ、南アジアから東南ア…

カラマツの丘と天の川

カラマツの丘と天の川を撮影してきた。 カラマツの丘は、群馬県嬬恋村にある。キャベツ畑が見渡すかぎり続き、その丘の上にポツンとカラマツ林が佇むロケーションで、まるで北海道の美瑛のような場所であり、今年の1月14日に訪れ「嬬恋の丘 (カラマツの丘)」…