ホタルの独り言 Part 2

ホタルをはじめ、チョウやトンボなどの昆虫、自然風景の写真を掲載しています

2020-01-01から1年間の記事一覧

山中湖パノラマ台より富士と星景

山中湖パノラマ台より富士と星景を撮ってきた。 私は、仕事柄この24年間お盆休みがなく、交代で時期をずらしての夏休みも無し。カレンダー通りに土日祭日だけが休日である。先週末は、今年最後のホタル観察と撮影を行ったが、さて、この週末はどうするか? …

ゲンジボタル(8月)

~志賀高原のゲンジボタル~ 志賀高原のゲンジボタルを観察し撮影を行ってきた。 「ホタル」といえば、昔は個人的に8月と言う印象である。48年前に行っていたヘイケボタルの飼育観察では、ヘイケボタルは8月の今頃が旬であったからだ。今では7月上旬~中…

ネアカヨシヤンマの産卵(2020)

ネアカヨシヤンマの産卵は、今年は3年ぶりに7月19日に撮影を行ったが、かなり不満足な結果で終わっていたため、今回はリベンジである。観察の知見は見ていれば得られるが、「写真」は、ただ単に産卵している様子を収めれば良いというものではなく、対象とな…

ヤブヤンマの産卵(青眼メス)

このブログは、自然風景も昆虫でも「今年も会ってきました!」的な毎年同じような写真を「日誌」のように掲載することはしていない。ただし、昆虫においては、その生態に関する新たな知見が得られた場合や過去に掲載した写真に満足できていなければ、良い結…

森の妖精 ヒメボタル

森の妖精 ヒメボタルの写真と映像を撮影してきたので紹介したい。 ヒメボタルは、本州・四国・九州に分布し一生を陸地で生活する陸生のホタルである。20年ほど前までは「森の妖精」あるいは「森のホタル」と呼ばれてきたが、実際は、標高およそ150m~1,700m…

ネアカヨシヤンマ(産卵)

ネアカヨシヤンマ Aeschnophlebia anisoptera Selys, 1883は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)アオヤンマ属(Genus Aeschnophlebia)で、全体がずん胴型の大型のヤンマである。和名は、翅の付け根がオレンジ色であることと、ヨシ原に住むことに由来する。 本州南西…

光らないホタルたち

ホタルは、世界でおよそ2,700種類、日本には52種5亜種(オオメボタル科を含む)が生息している。(参照:ホタルの種類と分類)発光器を持ち、卵、幼虫、蛹、成虫と一生を通じて光るから「ホタル」なのであるが、中には、 成虫になるとほとんど発光しない…

ヒメボタル(東京2020)

ヒメボタルは、東京都内にも生息している。東京には、自身のこれまでの調査・観察で、かなり広範囲にヒメボタルが分布していることが分かっているが、いずれも人里離れた山奥であり、観賞者や撮影者もほとんどいない。今年訪れた場所は、2004年に私が生まれ…

東京の山間渓流部のゲンジボタルが激減

~2019年の台風19号による影響でホタルも壊滅的な打撃~ 東京山間部の渓流に棲むゲンジボタルが激減している。 5月22日の高知県から開始したゲンジボタルの観察と撮影。6月には、千葉県と山梨県、そして東京都内2カ所で行い、最後は、東京都内でも一番発生…

ホタル舞う谷戸を埋めるな!

ゲンジとヘイケが同時に舞う貴重な自然 ~東京都八王子市川町 大沢川源流の谷戸~ 私のブログでは、ホタルをはじめとする昆虫類の記事では、撮影場所の明記は都道府県までとしているが、この記事に関しては、地名の詳細を記している。 これは、地元の方々の…

東京のゲンジボタル

東京のゲンジボタルは、今年も美しい光を放っていた。東京と言っても、都市部のホテルの庭園や公園のビニールハウスではない。広大な雑木林に囲まれた大自然の中。 流れる小川に天然のゲンジボタルが舞うのである。 このゲンジボタル生息地には、2003年から…

オオマドボタル

オオマドボタル Pyrocoelia discicollis Kiesenwetter,1874は、ホタル科(Family Lampyridae)マドボタル属(Genus Pyrocoelia)で、一生を陸地で過ごす陸生ホタルである。成虫は時折しか発光せず、メスが発するフェロモンを感知して交尾が行われる。山地か…

ホタルを滅ぼすホタル観賞 これが光害だ!!

今月はゲンジボタル、来月はヒメボタルの生息環境の調査・研究を進めるための計画を立てているが、この週末は伊豆方面に遠征する予定であったが、悪天候であったため、急遽、場所を変更し、山梨県内の生息地へと足を運んだ。 その場所は、ゲンジボタルの自然…

ヒメボタルの写真について

ヒメボタルの写真は、単にインスタ映えするという理由から昨今ではインターネット上に大変多くの写真が溢れ、またそれを撮ろうとヒメボタルの生息地には、大勢のカメラマンが群がっている。 ちなみに、ここで言うヒメボタルの写真とは、マクロ撮影ではなく、…

サツマシジミの吸水

サツマシジミ Udara albocaerulea albocaerulea (Moore, 1879) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ヒメシジミ族(Tribe Polyommatini)タッパンルリシジミ属(Genus Udara)のチョウで、薩摩という名前の如く南方系で、本州(三重、和歌山、広島、山口の沿岸…

源氏蛍(千葉県にて)

源氏蛍の様子を千葉県にて観察してきた。 昨年、千葉市付近に上陸した台風15号と台風19号による被害が大きく、ホタルが生息する河川もダメージがあり、今年の発生の状況を心配していた。生息地はいくつもあるが、その内の1つである谷戸には、20014年から定…

イシガケチョウ

イシガケチョウ Cyrestis thyodamas mabella Fruhstorfer, 1898 は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae)イシガケチョウ族(Tribe Cyrestidini)イシガケチョウ属 (Genus Cyrestis)のチョウ。南方系の種で、本州の三重県あたりが分布の北限となっている…

コフキヒメイトトンボ(未熟~交尾態)

コフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae Lieftinck, 1962は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)ヒメイトトンボ属(Genus Agriocnemis)のトンボで、四国南部、九州、南西諸島に分布している。体長が20~25mmで、同属のヒメイトトンボとともに…

宿毛のゲンジボタル

宿毛のゲンジボタルは高知県内でも有数な名所である。 四万十川の沈下橋とホタルを観察した翌日は、宿毛市にある「蛍の郷」へ。この場所は、40年以上にわたってカワニナの餌を団子状にしてパチンコで川へと飛ばしたり、 大雨で土砂が流入した際は、幼虫を陸…

沈下橋とホタル

沈下橋とホタルは、高知県が誇る日本の原風景である。 高知県には、2017年10月にホタル講演会の講師として香南市を訪れたが、是非一度、ホタルが舞う季節に行って見たいと思っていた。 四国のゲンジボタルは西日本の遺伝子を持ったグループである。現在、東…

東京で舞う西日本型ゲンジボタル

今年もホタルが舞う季節がやってきた。すでに九州や四国ではゲンジボタルやヒメボタルが飛び始めており、関東でも神奈川県の一部で発生しているが、関東での最盛期を前に本記事を掲載しておきたい。 ゲンジボタル Luciola cruciata Motschulsky, 1854 は、遺…

ベニシジミ(白化型、黒化型、青紋型)

ベニシジミは、あまりに普通に見られるため、これまでの主目的としては撮影してこなかったが、この10年間で撮影した本種の撮影データを見直してみると、ベニシジミの白化型と黒化型を撮っていたので紹介しておきたいと思う。 ベニシジミ Lycaena phlaeas chi…

心如水

まだ、霧が晴れない。社会全体の見通しもそうだが、心の中にわだかまりがあって、さっぱりしない。いつ希望の光が差してくるのだろうか? 「心如水」(心は水のごとく)という言葉がある。これは「水は四角い器だと四角に収まり、丸い器だと丸く収まる。形だ…

ライフスタイルの形態と基本事項

5月4日、政府は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が終息状況にないとして、本日6日に期限を迎える「緊急事態宣言」を今月31日まで延長すると発表した。 「基本的対処方針」では、緊急事態措置を実施する必要がなくなったと認められる時は、期間内であっ…

GW外出自粛

先日、友人を新型コロナウイルスで亡くしたため、あえて厳しい言い方をしたい。新型コロナウイルスの感染拡大の最大の原因は、国と外出自粛を無視する人々! 今日も出かけた人が大勢いる。ウィルスを感染させるのも、拡散させるのも「人」である。5/6までの…

山笑ふ

「山笑ふ」は春の季語で、春の日ざしや麗らかな陽気、芽吹いた若葉、全体にのどかで明るい感じがする春の山の様子を擬人化して表現したもの。 由来は、中国北宋時代の画家「郭煕」が自身の書物「臥遊録」の中に記した「春山淡冶にして笑うが如く」という言葉…

ハルジオンが咲く頃

更なる自粛が要請される中、来週から出勤。通常勤務なのでちょっと複雑な気持ちである。ただ、仕事(収入)の面では行き先の不安は少し解消されそうだ。 感染しないように気を付けたいと思う。 前記事では「お家で撮ろう」というメッセージを込めて、私自身も…

お家で撮ろう

今朝起きたら素晴らしい青空!春の陽は暖かく、気持ちが緩む。コロナ騒ぎがなければ絶対に出かけている。3密どころか誰にも会わない野山に! しかし、その外出に「うつされない」という保証は、医学的にも科学的にもない。従って今日も我慢。行きたいのに我…

暗闇

暗闇。 本来、暗闇は美しい。見上げれば星々が瞬いているものだ。暗闇があってこそ星は輝くが、今は、星も見えない暗黒な世界が広がっている。 昨日4月17日は、東京で新たな新型コロナウイルスの感染者が200人を越した。陽性者を早くたくさん見つけて隔離す…

芽吹きの頃

今回は、タイトルに合う3枚を載せた。柔らかな新芽が一斉に芽吹き出す季節は、「木の芽時(このめどき)」とも呼ばれ生命感溢れる木々の緑が美しい時期だが、 精神的に一番バランスを崩しやすい時期と注意が込められた言葉でもある。 春は、様々な変化が一…