2018-01-01から1年間の記事一覧
霧ヶ峰より天の川 先月、新潟県の星峠にて水面に映る天の川を寝坊して撮り損ねたので、今回は長野県に向かった。しかしながら、風が強く水鏡が期待できず、場所を変更して霧ヶ峰の富士見台から撮影することにした。富士見台からは、水面に映る天の川を撮るこ…
自然湖は、長野県木曽郡王滝村の山奥、木曽ひのきにかこまれた王滝川の上流部にある。1984年に起きたM6.8の長野県西部地震の時、御嶽山の一部が崩れて堆積したことでできた天然の湖だと言う。深い渓谷とともに、森が沈んでしまったので立ち枯れの木々が特徴…
ギフチョウのイエローバンドを2014年から毎年通い続け、今年ようやく撮影することができたので紹介したい。 ギフチョウは、強い飛翔力がなく他の生息地との行き来がないため、小さな地域個体群ごとに翅形や翅のサイズ、前後翅の黄色条または黒色条の幅、後翅…
ギフチョウ Luehdorfia japonica Leech, 1889 は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)ウスバアゲハ亜科(Subfamily Parnassiinae)ギフチョウ属(Genus Luehdorfia)に分類される里山に生息するチョウで、氷河期の頃から地球環境の変化に耐えて生き残っ…
ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi (Erschoff, 1872) は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)ウスバアゲハ亜科(Subfamily Parnassiinae)ギフチョウ属(Genus Luehdorfia)に分類されるチョウで、ロシア沿海から朝鮮半島、北海道から東日本に分布し、…
美人林は、新潟県十日町市松之山の丘陵に約3万平方メートルにわたって樹齢90年ほどのブナの木が生い茂る林である。昭和初期、木炭にするため、この辺りのブナはすべて伐採され原野となったが、その後、全てのブナがまっすぐ均一に成長し、幹の太さや高さが整…
四万ブルー(Shima Blue)とは、群馬県中之条町を流れる四万川の水の色のことで、この地を訪れた全ての人が驚くという。特に四万温泉の最奥にある周囲約4Kmの人造湖「奥四万湖」の青い湖面には息をのむ。湖の透明度の高さによって青い光が水の奥底まで届くこ…
中子の桜は、新潟県津南町中子にある灌漑用ため池の辺に植えられたもの。残雪の桜、湖面に映る桜、桜の存在感を引き立てる背景の杉林、幻想的な朝霧など、写真家にとっては魅力的な場所である。信州「中綱湖のオオヤマザクラ」の光景が似るが、こちらの桜は…
儀明の棚田は、新潟県十日町市に点在する棚田の1つで「桜の棚田」として知られており、畦の山桜が棚田の水鏡に映り込む景色が美しい。その山桜が満開の時期に訪れたいが、これまで中々タイミングが合わなかった。情報では、19日の朝で二~三分咲き。しかし…
星峠は、新潟県十日町市松代地域にある棚田で、大小様々な棚田およそ200枚が斜面に広がっている。 雲海が発生し、水鏡が輝く絶景スポットとして全国に知られており、筆者も2013年の5月に「水鏡の水田と朝霧」と「光芒」、2015年12月には「雪景色」を、2017…
ゲンジボタルの幼虫上陸の観察と撮影を山梨県の生息地で行った。 ゲンジボタルの幼虫は、水中でおよそ9ヶ月、個体によっては4年近く水中で生活し、春になると陸地の土中で蛹になるために上陸を行う。上陸の時期は、日本各地の生息地によって異なり、関東地…
春本番の昨今、昆虫も活動を始め桜前線も北上中で、この週末は天候条件から時節柄「撮ってみたい」と思った被写体や光景はあったが、 昆虫写真では「今年も会えました。」的な同じようなカットの写真は撮りたくない。自然風景写真においては、大勢の方と同じ…
ルーミスシジミ Arhopala ganesa loomisi (H. Pryer, 1886)は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)のムラサキシジミ属(Genus Arhopala)のチョウ。国内では千葉県の房総半島南部を北東限として紀伊半島・中国・四国・九州・隠岐・屋久島に、局地的に分布…
日蓮宗総本山「身延山久遠寺」。報恩閣前のしだれ桜は樹齢400年と言われ、全国しだれ桜10選に数えられている。大きく垂れ下がる枝いっぱいに淡いピンク色の花が咲き誇る様子は圧巻で、風格とともに優美さも感じる。7年前は夜桜を撮ったが、今回はほぼ満月と…
身延山西谷の桜を撮るため、7年ぶりに当地を訪れた。山梨県にある身延山西谷は久遠寺の宿坊が集まるエリアで、日本さくらの名所100選に選ばれている。「本行坊」「麓坊」「北之坊」など各宿坊の周辺には樹齢数百年を数えるしだれ桜が多数あり、久遠寺の本堂…
大山千枚田は、千葉県鴨川市大山にある棚田。日本で唯一ともいわれる、雨水のみで耕作を行う珍しい天水田であり、375枚の形や広さが様々な水田が、3.2ヘクタールの傾斜地に、自然の地形を利用しつつ等高線に沿って階段状に並んでいる。1999年に農林水産省の…
棚田と天の川を撮るために千葉県鴨川市の大山千枚田へ。 大山千枚田は、面積約4ヘクタールの急傾斜地に、階段のように連なる大小375枚の日本で唯一雨水のみで耕作を行っている棚田で、1999年に農林水産省の日本の棚田百選に認定されており、文化庁の文化的…
木下沢梅林は、東京都八王子市裏高尾にある「高尾梅郷」の1つ。高尾梅郷は、旧甲州街道と小仏川に沿う4.5キロメートル区間に遊歩道梅林・関所梅林・天神梅林・荒井梅林・湯の花梅林・木下沢梅林・小仏梅林があり、合計約1万本の色とりどりの梅が咲くが、中…
富士と天の川を撮るために本栖湖へ 天の川は、およそ2000億の恒星が集まって形成する銀河系(天の川銀河)のことであり、太陽系はその一部であるから銀河系を内部から見ている光景になる。天の川は、英語でMilky Way(ミルキーウェイ)とも言われ、夜空を横切…
3月頃から11月頃までは、主としてチョウやトンボなどの昆虫を、その時期以外は自然風景写真を撮影しているが、晩秋から早春という季節柄、霧氷風景を追いかけることが多い。とは言っても、出かければ撮影できるものでもないから、年によっては、2~3ヶ月出…
小田代ヶ原の霧氷を撮るために、2010年から通うこと7回目。ようやく撮影することができた 小田代ヶ原は、栃木県日光市の日光国立公園内にある標高およそ1,400mの湿原で、面積は隣接する戦場ヶ原の約4分の1ほど。自然豊かでラムサール条約にも登録され、多…
戦場ヶ原の星空は、昨今、撮影した地域に比べて見える星の数が格段に多い。光害が極めて少ない範囲が広いため、東京都心から一番近い星景撮影や星の観測に適した場所と言えよう。奥日光を訪れた目的は、次項で紹介する「小田代ヶ原の霧氷」であるが、快晴無…
ホタル大学一期生募集 ~ホタル棲む自然環境の保全と再生を担うリーダー 養成講座~ 内閣府認証「NPOホタルの会」(理事長 友石安彦)では、里山の結晶と言われるホタルを通じて自然環境の保全・再生活動に専念して参りました。 本年、創立15周年を迎え、…
霧氷は、過冷却にある霧や雲、空気中の水蒸気が昇華によって樹木に付着した小さな氷である。北海道等、冬の寒さが厳しい所では平地でも見られるが、本州等では、標高の高い高原や湖、湿原、河川で見ることができる。本ブログで掲載した霧ヶ峰や美ヶ原などは…
霧氷の魅力を最大限に表現できる撮影場所の一つが霧ヶ峰である。霧ヶ峰ではダイヤモンドダストとサンピラーも見ることができる。そのポイントからは、過去に2回ずつ撮影しているが、来たからには寄っておきたい。ダイヤモンドダストとサンピラーが見られる…
霧氷の撮影で車山高原へ。車山は、長野県茅野市と諏訪市の境目に位置する山。霧ヶ峰の最高峰で標高は1925m。 車山一帯は車山高原と呼ばれており、12月から3月までは、信州ビーナスライン沿いで霧氷を見ることができる。ただし、霧氷は、いつ行っても見られる…
シダレグリ自生地がある長野県辰野町の「小野のシダレグリ自生地」を訪れた。 シダレグリは、通常の栗の木と異なり枝が傘状に垂れ下がっている。この独特の樹形は、突然変異により「しだれ」と「頂芽が数年で枯れて側芽が成長する」という二つの性質を併せ持…
開田高原は、長野県木曽町にある標高およそ1,200mmの高原である。御嶽山の麓、雄大な自然と懐かしい農村風景が広がり、「木曽馬とそばのふるさと」として知られている。 開田高原は、先週に続き2度目の訪問である。前記事に記したように、先週は気温マイナ…
RAWデータとは、デジタル一眼レフ等の高品位な写真編集を行うためのファイル形式で、画像データの素材である。筆者は、デジタル一眼レフでの撮影時は、すべてRAWデータだけでカメラ内のコンパクトフラッシュに記録し、帰宅後にPCに取り込んでLightroomで現像…
東京にもあった”青い池” 大田切池は、東京都町田市と八王子市の市境の尾根筋に2004年に開園した都立「小山内裏公園」内にある小さな池である。 昭和60年頃に周辺の宅地開発に伴い、大雨のときの水量調節のために谷戸を流れる大田川をせき止めて造られた人工…