2018-01-01から1年間の記事一覧
~分類まとめ⑪~ ゴマシジミ属(Genus Phengaris)は、日本をはじめ、朝鮮半島、中国から中央アジアを経てヨーロッパ中央部まで分布するチョウである。日本国内においては、以下の2種が生息しており、ゴマシジミは、北海道と本州、九州(四国では確認されて…
~分類まとめ⑩~ 日本におけるタテハチョウ科(Family Nymphalidae)タテハチョウ属(Genus Nymphalis)は、以下の3種が生息している。 タテハチョウ属 Genus Nymphalis エルタテハ Nymphalis vaualbum ([Denis et Schiffermuller], 1775) キベリタテハ Nym…
キベリタテハ Nymphalis antiopa (Linnaeus, 1758) は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae<)/タテハチョウ属(Genus Nymphalis)で、和名にあるように翅表外縁に黄色の太い縁取りがある。翅全体は小豆色でベルベットのような光沢があり、黄色の縁取りの…
池のくるみ(通称)は、長野県諏訪市霧ヶ峰にある湿原。正式な名称は踊場湿原と言い、車山、八島ヶ原とともに霧ヶ峰三大湿原(国指定天然記念物)の一つである。標高1,550mに位置した高層湿原で、周囲を10~400mの尾根に囲まれた東西に細長い湿原で、断層…
オオルリボシヤンマ Aeshna crenata Hagen, 1856 は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)ルリボシヤンマ(Genus Aeshna)属で、北海道、本州、九州に分布し、成虫は6月下旬頃から11月頃まで見られる。周囲に樹木がある抽水植物や浮葉植物が生育する池沼等に生育し…
ゼフィルスは国内に25種類生息しているが、翅裏が特徴的な種類もあれば、翅表が青や緑に輝く種類もいる。出会うことさえ難しい種類もあれば、出会っても、その美しさを写すことが難しい種類が多い。ゼフィルスの仲間でも一際美しい Favonius や Chrysozephyr…
ウラジロミドリシジミ Favonius saphirinus saphirinus (Staudinger, 1887) は、シジミチョウ科(Family Papilionidae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)オオミドリシジミ属(Favonius属)のゼフィルスで、北海道、本州、四国、九州に分布し、東日本ではカ…
ヤブヤンマ Polycanthagyna melanictera (Selys, 1883)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)ヤブヤンマ属(Genus Polycanthagyna属)で、オスの複眼はマリンブルーに輝き、たいへん美しい。一方、メスは緑色で、青色を呈する個体もいる。 昨年7月にメスを撮影…
ウスイロオナガシジミ Antigius butleri butleri (Fenton, [1882])は、 シジミチョウ科(Family Papilionidae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)ミズイロオナガシジミ属(Genus Antigius)のゼフィルス。同属のミズイロオナガシジミ Antigius attilia attil…
ヒメボタルの映像(動画)を作成したので紹介したい。ヒメボタルは、今年、岩手県二戸市の折爪岳において撮影してきた。写真は、「ヒメボタル(岩手県折爪岳)」をご覧頂きたいが、この記事では、その時に撮影した映像(動画)と2012年に某所にて撮影した映…
ヒメボタルの写真は、本年は二か所の生息地で撮影を予定し、一ケ所は「ヒメボタル(岩手県折爪岳)」で紹介した。そしてこの週末、次の目的の場所で撮影を行ったが、ブログタイトルを「ヒメボタル生息地」とした。現地に17時に到着し、18時半に生息環境を撮…
ウラキンシジミ Ussuriana stygiana (Butler, 1881)は、シジミチョウ科(Family Papilionidae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)コンゴウシジミ属(Genus Ussuriana)のゼフィルスで、前翅長14~20㎜。翅表は暗黒褐色、翅裏は文字通り「金色」(橙黄色~黄…
ルリイトトンボ Enallagma circulatum Selys, 1883 は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)ルリイトトンボ属(Genus Enallagma)で体長32mm~37mm、オスは美しい瑠璃色をしており、メスは青色型と緑色型の2型がある。黒い斑紋の出方は地域により変異が…
カラカネイトトンボ Nehalennia speciosa (Charpentier, 1840)は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)カラカネイトトンボ属(Genus Nehalennia)で、体長が26~30mmとヒヌマイトトンボに並んでたいへん小さい。未成熟個体は、複眼が乳白色で、胸部と腹部…
ヒメボタル Luciola parvula Kiesenwetter, 1874 は、ホタル科(Family Lampyridae)ホタル属(Genus Luciola Laporte, 1833)でゲンジボタルやヘイケボタルと同属であるが、幼虫が陸地で生活する陸生ホタルである。青森県から九州まで分布し、平地から高い…
ヘイケボタル Luciola lateralis Motschulsky, 1860 は、ホタル科(Family Lampyridae)ホタル亜科(Subfamily Luciolinae)ホタル属(Genus Luciola)で、南西諸島を除く日本、朝鮮半島、中国東北部、東シベリア、サハリン、千島列島に分布している。 里山…
コヒョウモンモドキ Melitaea ambigua niphona Butler, 1878は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae)ヒョウモンモドキ属(Genus Melitaea)のチョウ。ヒョウモンモドキ属は、日本には3種生息しているが、本州に限られ、しかも局地的な分布である。 ヒョウ…
エゾイトトンボ Coenagrion lanceolatum (Selys, 1872) は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)エゾイトトンボ属(Genus Coenagrion)のイトトンボで、北海道・本州の分布。本州では岐阜県を南限として東北地方から中部山岳地域など、寒冷地の挺水植物が…
ハヤシミドリシジミ Favonius ultramarinus ultramarinus (Fixsen, 1887) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)シジミチョウ亜科(Subfamily Lycaeninae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)オオミドリシジミ属(Genus Favonius)のチョウで、国内では北…
ゲンジボタルの写真と映像(動画)を撮影してきた。 前の記事に記したように、6月16日は「ホタル大学」の第三回目で「里山とゲンジボタルの生息地での観察」を行ったが、ゲンジボタルの生息地では、気温が低かったことで飛翔せず葉上で数頭が発光するのみで…
ホタル大学は、ホタル棲む自然環境の保全と再生を担うリーダー養成講座として、内閣府認証「NPOホタルの会」がホタルの生態や生息環境をはじめ、生態系の保全と維持管理、そして再生の手法等、ノウハウをすべて提供するものだが、私が主任講師を務めている。…
フジミドリシジミ Sibataniozephyrus fujisanus fujisanus (Matsumura, 1910) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)シジミチョウ亜科(Subfamily Lycaeninae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)フジミドリシジミ属(Genus Sibataniozephyrus)のチョウで…
ホタルは、なぜ光るのか?それは、オスとメスが、交尾のために自らの発光によってコミュニケーションを図るため。しかしながら、ホタルが目的を持って光っていることを多くの方々がご存知ない。 現在、全国各地で「ホタルまつり」や「ホタル観賞会」が行われ…
スジグロボタル Pristolycus sagulatus sagulatus Gorham, 1883 は、ホタル科(Family Lampyridae)スジグロボタル属(Genus Pristolycus)のホタルで、北海道、本州、九州に分布し、近畿亜種と奄美亜種がある。四国には、同属のシコクスジグロボタル Pristo…
ヒオドシチョウ Nymphalis xanthomelas japonica (Stichel, 1902) は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae)タテハチョウ亜科(Subfamily Nymphalinae)タテハチョウ族(Tribe Nymphalini)タテハ属(Genus Nymphalis)のチョウで、北海道から九州に分布し…
サラサヤンマ Sarasaeschna pryeri (Martin, 1901)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)サラサヤンマ属(Genus Sarasaeschna)で、日本のサラサヤンマ属は、サラサヤンマとオキナワサラサヤンマの2種からなる。サラサヤンマは北海道から屋久島にまで分布し、…
ミドリシジミ Neozephyrus japonicus japonicus (Murray, 1875) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)シジミチョウ亜科(Subfamily Lycaeninae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)ミドリシジミ属(Genus Neozephyrus)のチョウで、日本では北海道、本州…
ゼフィルスの季節が今年もやってきた。ゼフィルス(Zephyrus)は、ギリシャ語だが、語源はギリシャ神話の西風の神ゼピュロス(Zephyros)で、樹上性のシジミチョウの一群(ミドリシジミ亜科)をゼフィルスと呼んでいる。かつては分類学上の呼称であったが、…
ミヤマカラスアゲハ(Achillides maackii Menetries, 1858)は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)ルリモンアゲハ属(Genus Achillides)のチョウで、食草がミカン科のキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダンなどであるため、深山(ミヤマ)という名前の…
ホタルの季節 今年もホタルの季節がやって来た。とは言っても、私にとっては一年中がホタルの季節だが、やはり、成虫が乱舞する光景は、生態学的にも 大きなイベントであり、人々にとっても平安時代から安らぎを与えてきた文化でもる。 ホタルは、里山環境の…