2017-01-01から1年間の記事一覧
コオニヤンマ Sieboldius albardae Selys, 1886 は、サナエトンボ科(Family Gomphidae)コオニヤンマ属(Genus Sieboldius)で、サナエトンボの中では日本最大である。北海道から種子島・屋久島まで分布しており、主に丘陵地や低山地の、周囲に樹林のある砂…
ハンミョウ Cicindela chinensis japonica Thunberg, 1781 は、オサムシ科(Family Carabidae)ハンミョウ属(Genus Cicindela)の甲虫。本州、四国、九州、対馬、屋久島に分布し、国内に生息する24種の内、もっとも大きく美しい。成虫は春から秋まで見られ…
ハグロトンボ Atrocalopteryx atrata (Selys, 1853) は、カワトンボ科(Family Calopterygidae)ハグロトンボ属(Genus Atrocalopteryx)で、本州・四国・九州に分布している。平地や丘陵地の水生植物が繁茂する緩やかな流れに多く見られるが、水生植物がほ…
ミルンヤンマの産卵シーンは、昨年と今年、生息地4ケ所を10回訪問し待機することのべ45時間。これまで産卵は目撃できても撮影には至らなかったが、今回ようやく撮影することができたので紹介したい。 ミルンヤンマ Planaeschna milnei milnei (Selys, 1883)…
ムラサキシジミは、過去に何度も撮影し、その都度記事にしてきたが、先日、メスの開翅を撮影したので、 今一度過去の撮影分と合わせてまとめたいと思う。 ムラサキシジミ Arhopala japonica (Murray, 1875) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ムラサキ…
タカネトンボ Somatochlora uchidai Forster, 1909 は、エゾトンボ科(Family Corduliidae)エゾトンボ属(Genus Somatochlora)で、北海道・本州・四国・九州・屋久島に分布している。和名の“タカネ”は、高嶺(高い山、高い峰の意)にちなんでいると言われ…
カラマツ林は、ほとんど戦後の植林によって作られたものだ。山地帯や亜高山帯など比較的寒冷な土地や火山灰の痩せ地などスギの植林が困難な地域でも十分に育つため大規模な植林が行われ、人工のカラマツ林が広く分布している。自然林は、上高地なし本州中部…
カラスアゲハ(Achillides dehaanii C. Felder et R. Felder, 1864)<名義タイプ亜種, 日本本土・朝鮮半島亜種>は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)ルリモンアゲハ属(Genus Achillides)のチョウで、北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布している…
8月の三連休の信州遠征にて撮影したチョウを紹介したい。特に目的とした被写体ではなく、何気なく撮影した地味な種ばかり。普段ほとんどカメラを向けないセセリチョウやヒョウモンチョウ、ヒカゲチョウしか飛んでいなかった。 あまり撮影しないので未撮影種…
アオイトトンボ Lestes sponsa (Hansemann, 1823)は、アオイトトンボ科(Family Lestidae)アオイトトンボ属(Genus Lestes)に分類されるトンボで、北海道、本州、四国、九州に広く分布する。南九州では産地が限定され、鹿児島県では最近分布の確認が記録さ…
ゴマシジミ(青ゴマ)の開翅をようやく撮影できたので紹介したい。 ゴマシジミ Phengaris teleius (Bergstrasser, 1779) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ゴマダラシジミ属(Genus Phengaris)に分類されるチョウで、日本国内では4亜種が生息してお…
カオジロトンボ Leucorrhinia dubia orientalis Selrs ,1887 は、トンボ科(Family Libellulidae)カオジロトンボ属(Genus Leucorrhinia)で、体色は全身が黒で、翅胸背面や腹部第2,3節あたりに黄褐色または赤色の部分がある。また腹部背面には黄褐色の…
ウスバキトンボ Pantala flavescens(Fabricius, 1798)は、トンボ科(Family Libellulidae)ウスバキトンボ属(Genus Pantala)に分類され、世界で一番分布域が広く、世界中の熱帯・亜熱帯地域に分布している熱帯系のトンボである。 本種は「渡り」をすること…
ヒメボタルの観察と撮影を山梨県と静岡県で行ってきた。山梨県の生息地は、2008年から毎年のように訪れており、今回はこれまで撮影していなかった方向を撮ることが目的。静岡県の生息地は、2010年と2011年に訪れているが、長時間一発露光の写真しか撮影して…
7月2日に「ヤブヤンマの産卵」を撮影した池に青眼型のメスを求めて再訪した。2日に続き8日に訪れた時は、11時、12時半、15時にメスが飛来したが、産卵せずに飛び去ってしまった。そして今回は、オスが一度探雌に来たものの、メスは1回も飛来することはなか…
ジョウザンミドリシジミ Favonius taxila taxila (Bremer, 1861) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ミドリシジミ族(Tribe Theclini)オオミドリシジミ属(Genus Favonius)の山地性ゼフィルスで、北海道北東部・本州の東北地方~中国地方の日本海側…
折爪岳のヒメボタルを紹介したい。本ブログでは、昆虫の記事に関しては撮影地の表記をしていないが、今回は、広く知られた場所であり、また、ヒメボタルと自然環境の保全・保護のために、あえて場所を表記して紹介することにした。 折爪岳は、岩手県二戸市、…
一年の半分が過ぎたが、昆虫の撮影はあと2~3か月くらいで終わってしまう。総まとめは、恒例の年末に行うとして、ここで自身に喝を入れておこうと思う。 今期、昆虫撮影での大遠征は4回行ってきた。今年10月に一回目の車検に出す愛車の総走行距離は80,000…
ネアカヨシヤンマの産卵を撮るという今年の目標を達成することができた。 ネアカヨシヤンマ Aeschnophlebia anisoptera Selys, 1883は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)アオヤンマ属(Genus Aeschnophlebia)で、オスの腹長は54~59mm、メスは55~63mm、後翅長は雄…
ヤブヤンマ Polycanthagyna melanictera (Selys, 1883)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)ヤブヤンマ属(Genus Polycanthagyna属)で、オスの腹長は60~66mm、メスは62~67mm。後翅長はオスで49~55mm、メスでは52~57mmあり、大型のトンボである。オスの複眼…
~分類まとめ⑨~ クロイトトンボ属(Genus Paracercion)は、国内に以下の5種が生息している。中には、良く似ている種がおり、しかも同じ場所に混在していたり、雌雄で体色が異なっていたり、或いはメスの間でも体色が異なっているものもいる。クロイトトン…
セスジイトトンボ Paracercion hieroglyphicum (Brauer, 1865)は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)クロイトトンボ属(Genus Paracercion)のイトトンボで、北海道・本州・四国・九州・及び周辺の離島に分布している。主に流れの緩やかな河川中流域か…
~分類まとめ⑥~ ヒメシジミ属には、以下の3種(5亜種)が国内に生息しているが、分類は研究者によって見解が異なっており、ミヤマシジミ、アサマシジミをミヤマシジミ属(Lycaeides属)として分類している場合もある。昆虫の分類は、形態学、生態学、比較…
アサマシジミ Plebejus subsolanus (Eversmann, 1851) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ヒメシジミ属(Genus Plebejus)の属するチョウで、北海道と本州の関東、中部地方の山地の草原のみに分布し、以下の3亜種に分類されている。 中部低地帯亜種 P…
東山魁夷(1908年~1999年)は、昭和を代表する日本画家の一人で、作品の多くに青い絵の具を使うことから「青の画家」とも呼ばれた。平明な描写のなかに深い精神性と豊かな叙情を湛えた風景画は、日本人の自然観や心情を普遍的に表現したものとして高く評価さ…
ウラクロシジミ Iratsume orsedice orsedice (Butler, [1882]) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)/ミドリシジミ族(Tribe Theclini)/ウラクロシジミ属(Genus Iratsume)のゼフィルス。北海道の南部の一部、本州、四国、九州に分布し、食樹であるマンサ…
ムラサキシジミ Arhopala rama (Kollar, [1844]) は、チョウ目シジミチョウ科(Family Theclini)ムラサキシジミ属(Genus Arhopala)属するチョウで国内では、本州、四国、九州、南西諸島に分布する普通種である。翅表が、黒色の広い帯で縁どられた濃い青紫色が…
平地性ゼフィルスとは、樹上性のシジミチョウの一群(ミドリシジミ族)25種に内、平地や丘陵地等に生息する以下の6種を言う。一方、山地に生息する19種は「山地性ゼフィルス」と呼んでいる。 ミドリシジミ Neozephyrus japonicus japonicus (Murray,1875) …
ゲンジボタルの飛翔風景を撮影してきた。2017年は、これまで訪れたことがない場所を選んだ。近隣には、いくつか観察と撮影を行っているゲンジボタルの生息地があるが、今回訪れた場所は発生数がとても多く、また「ホタルが舞う景観の美しさ」という点では、…
エゾイトトンボ Coenagrion lanceolatum (Selys, 1872) は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)エゾイトトンボ属(Genus Coenagrion)のイトトンボで、岐阜県を南限として福井県から上信越地方、東北、北海道に分布し、山地の池や沼、高層湿原の開けた明…